TOEFLスピーキングをオンライン英会話で練習する方法【おすすめサービスも紹介】

TOEFLスピーキングをオンライン英会話で練習する方法【おすすめサービスも紹介】TOEFL
  • 独学だと発話量もフィードバックも足りず、スピーキングだけが出願スコアの足を引っ張っている
  • オンライン英会話は気になるが、雑談で終わって本番の45秒に対応できるのか不安
  • サービスを比べる前に、レッスンで何をどう練習すればスコアに効くのか知りたい

留学や大学院出願で、スピーキングのスコアだけが目標に届かない。独学だと話す量も客観的なフィードバックも足りず、そう感じている人は多いはずです。かといってオンライン英会話を「ただ話す場」のまま使っても、受け続けるだけでは本番のTOEFL形式には近づきません。

この記事では、オンライン英会話を英会話練習で終わらせず、TOEFL形式の実戦練習に変える進め方を、レッスンでやること・講師への依頼文・サービスの選び方・独学との1週間メニューまで一続きで整理します。

効果を左右するのはサービス選びより、1回ごとのレッスン設計です。何を持ち込み、どこを見てもらうかを決めるだけで、同じサービスでも伸び方は変わります。読み終えるころには、次のレッスンから「話す→直す→話し直す」を回す具体的な手順が見えてきます。

TOEFLスピーキング対策にオンライン英会話は使えるのか

ワイヤレスイヤホンをつけた男性がスマホでビデオ通話している

結論から言うと、オンライン英会話はTOEFLスピーキング対策に使えます。ただし、普通の雑談レッスンのままでは効果が薄くなりやすいです。

理由は、TOEFLスピーキングで見られるのが「たくさん話せるか」だけではないからです。採点では、発話の明瞭さ・言語運用(表現の正確さと多様さ)・内容の構成(論理性や具体性)といった観点が見られます。TOEFLスピーキング採点基準を見ると分かる通り、ただ会話が続くことと、評価される回答を作ることは別の話です。

オンライン英会話と独学の違いを整理すると、次のようになります。

横にスクロールできます
観点独学オンライン英会話
発話量の確保録音で可能だが続きにくい自然に確保しやすい
即時フィードバック得られない講師から直接もらえる
発音・聞き取りやすさの確認自己判断になりやすい他者の視点が入る
緊張感のある練習作りにくい対人で再現しやすい
TOEFL形式の精度テンプレート学習で対応可講師次第で精度が変わる

特に発話の明瞭さと内容の構成は、自分一人では評価しにくい部分です。「聞き取りやすいか」「質問にちゃんと答えているか」は他者の視点が入ると見え方が変わります。学習の全体像を先に整理したい場合は、次の記事を合わせて読むと位置づけがつかみやすいです。

ただし、オンライン英会話は万能ではありません。講師がTOEFL形式に詳しいとは限らず、受講者側が目的を示さないと雑談に流れやすいです。そのため、「何を見てほしいか」を先に言語化しておく必要があります。

Saki

英語講師 | TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外大学院合格

Saki

独学だけで詰まりやすいのは、話した内容そのものより「どう聞こえているか」が見えにくい点です。オンライン英会話は、その盲点を埋める補助線として使うと効果的です。

オンライン英会話でやるべきこと5つ

オンライン英会話でやるべきこと5つの図解

TOEFLスピーキング対策としてオンライン英会話を効果的に使うなら、毎回やることを固定した方が安定します。次の5つを意識すると、レッスンの質が大きく変わります。

  1. TOEFLのtask形式で練習する
  2. 時間制限をつける
  3. フィードバックを具体的にもらう
  4. レッスンを録音またはメモで残す
  5. 同じ問題に再回答する

1. TOEFLのtask形式で練習する

ただのフリートークでは、TOEFLスピーキングの回答の型が身につきにくいです。2026年改定後は Take an Interview の質問(意見型・経験型・習慣型)や Listen and Repeat の短文を持ち込み、I'd like to practice a TOEFL speaking question today.と伝えるだけでもレッスンの方向性が変わります。TOEFLスピーキングのタスク解説を見ながら、そこから1問選んで使うのが現実的です。

2. 時間制限をつける

2026年改定後の Take an Interview は各設問が約45秒で、立ち上がりの速さが求められます。長い準備時間がない分、時間を計らずに練習すると本番のテンポに対応しにくくなります。

出典: ETS『TOEFL iBT Technical Manual』(Take an Interviewの持ち時間)

講師にCould you time me? I need to answer within about 45 seconds.と依頼すると、本番に近い緊張感が生まれます。

3. フィードバックを具体的にもらう

「どうでしたか?」だけでは、返ってくるコメントが漠然としがちです。構成、発音、質問との関連性など、見る観点を先に指定した方が改善点が明確になります。TOEFLスピーキングテンプレートを使っている場合は、その型に沿っているかも見てもらうと整理しやすいです。

4. レッスンを録音またはメモで残す

その場で理解したつもりでも、後から再現できないことは多いです。録音が難しい場合でも、指摘された点を3つだけメモするだけで次回に活かしやすくなります。

5. 同じ問題に再回答する

1回だけ話して終わると、英語を話した感覚だけが残って改善が定着しにくいです。フィードバック後に同じ問題へもう一度答えると、修正が実感しやすくなります。この「話す→直す→話し直す」のサイクルが、TOEFL対策としてのオンライン英会話で最も重要な部分です。

悪い例

毎回違う話題で雑談して終わる

良い例

同じ問題で「話す→直す→話し直す」を1セットにする

Saki

英語講師 | TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外大学院合格

Saki

オンライン英会話は、たくさん受けることより「1回のレッスンで改善が残るか」の方が大事です。再回答まで入れると、学習が一気にTOEFL対策らしくなります。

実体験bySakiSaki|TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外MBA合格
TOEFL対策を始めた頃、オンライン英会話を週3回受けても、3ヶ月間スコアはほぼ動きませんでした。毎回フリートークで「英語を話す練習」をしていただけで、TOEFL形式の練習になっていなかったからです。その後、レッスンにTOEFL問題を持ち込み、講師に構成と発音を見てもらう形に変えたら、2ヶ月でスコアが4点上がりました。転機は、サービスを変えたことではなく、使い方を変えたことでした。

講師に頼むと効果が上がりやすいこと6つ

講師に頼むと効果が上がりやすいこと6つの図解

レッスンの質は、講師の力量だけでなく依頼の仕方でも大きく変わります。何を見てほしいかを具体化すると、TOEFL対策としての精度が上がります。

頼みやすい項目は次の6つです。

横にスクロールできます
依頼内容英語での伝え方対応する採点観点
時間を測ってほしいPlease time my response.明瞭さ・流暢さ
構成の弱い部分を教えてほしいCan you check if my answer has a clear structure?内容の構成
聞き取りにくい発音を指摘してほしいPlease point out any unclear pronunciation.明瞭さ・流暢さ
不自然な表現を言い換えてほしいCould you suggest more natural expressions?語彙・表現
質問に直接答えているか見てほしいDoes my answer directly address the question?内容の構成
もう一度言い直す時間がほしいCan I try again after your feedback?全体

特に有効なのは、「structure」「pronunciation」「answer relevance」の3点をまとめて伝えることです。TOEFLスピーキング採点基準を読んでおくと、この依頼内容がなぜ重要かが腹落ちしやすくなります。

依頼の仕方で、かなり差が出ます。

悪い例

What should I improve?(漠然とした質問)

良い例

Please check my structure, pronunciation, and whether my answer directly addresses the question.(観点を指定)

後者の方が、講師もフィードバックの軸を持ちやすくなります。また、TOEFL taskの練習であることを先に伝えておくと、講師が会話を広げすぎずに済みます。

ここで注意したいのは、講師に採点官の役割をすべて期待しすぎないことです。オンライン英会話では、厳密な公式採点よりも、「聞き取りやすいか」「答えがずれていないか」「言い直すとどう良くなるか」を確認する場として使う方が現実的です。

TOEFLスピーキング対策ロードマップとあわせると、オンライン英会話が「独学の代わり」ではなく「独学を補強する手段」であることも整理しやすくなります。

おすすめサービスの選び方4つ

おすすめサービスの選び方4つの図解

サービス選びで迷う人は多いですが、固定のランキングより「TOEFLスピーキング練習と相性がよい条件」で選ぶ方が失敗しにくいです。各サービスの講師層や予約状況は変わりやすいため、名前だけで判断しない方が安全です。

見る基準は次の4つです。

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基準チェックポイント優先度
講師の柔軟性TOEFL形式の持ち込み練習に対応できるか最優先
予約のしやすさ思い立ったタイミングで入れられるか
記録のしやすさ履歴・チャットログ・メモが残るか
続けやすい料金短い頻度でも継続できる価格帯か

講師の柔軟性

最優先はここです。教材が用意されていても、TOEFL形式の持ち込み練習に対応しにくいと使いづらくなります。逆に、講師が柔軟なら一般英会話サービスでも十分活用できます。体験レッスンで「TOEFL問題を持ち込みたい」と伝えたときの反応を見るのが判断材料になります。

予約のしやすさ

独学と組み合わせる場合、思い立ったタイミングで入れられる方が続きやすいです。予約が取りにくいと、練習のリズムが崩れやすくなります。

記録のしやすさ

履歴が残る、チャットログが見返せるなど、復習しやすさはかなり重要です。レッスン中の気づきを次回につなげやすくなります。

続けやすい料金

高機能でも、回数を減らしてしまうと意味が薄くなります。週1〜2回を3ヶ月以上続けられる価格帯の方が、長期的には使いやすいです。

代表的な傾向として、「講師数が多く予約しやすいタイプ」「試験対策に比較的理解があるタイプ」「履歴や教材管理がしやすいタイプ」に分かれます。初心者の場合は、TOEFLスピーキング初心者向けガイドで基礎の進め方を確認してから選ぶ方が無理がありません。スコア全体の見え方を知りたい場合は、TOEFLスコアガイドも参考になります。

Saki

英語講師 | TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外大学院合格

Saki

「おすすめサービス」は人によって変わります。大事なのは、有名かどうかより、自分がTOEFL形式で継続して回せるかどうかです。

雑談で終わらせない、レッスンの使い方テンプレート

online-lesson-desk

オンライン英会話をTOEFLスピーキング対策に変えるには、レッスン前・中・後の流れを固定すると運用しやすいです。失敗しやすいのは、受講前後の設計がないまま話し始めることです。

レッスン前(5分)

  • 使う問題を1つ決める
  • 1回目の自分の回答を録音しておく
  • 今日見てほしい観点を1〜2個決める(例: structure、pronunciation)

レッスン中(25分)

  • 冒頭で目的と観点を伝える:Today I'd like to practice a TOEFL speaking task. Please focus on my structure and pronunciation.
  • 時間を測ってもらい回答する
  • フィードバックをもらう
  • 同じ問題にもう一度答える
  • 余裕があれば別の問題でもう1セット

レッスン後(5分)

  • 指摘を3つだけメモする
  • 24時間以内に再録音する
  • 次回に転用する表現を1つ決める

この流れにすると、レッスン1回の密度がかなり上がります。特に「レッスン前の録音」があると、指摘前と指摘後の差を比較しやすくなります。TOEFLスピーキングテンプレートを先に整理しておくと、レッスン中に迷いにくくなります。

悪い例

その場で話題を決めて、会話して、終わる

良い例

問題を決める→録音する→講師に見てもらう→再回答する

レッスンは「弱点を発見する場」、独学は「修正を定着させる場」と役割を分けると整理しやすいです。

Saki

英語講師 | TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外大学院合格

Saki

前後の準備を入れると1回のレッスンが一気に変わります。特にレッスン後の再録音までやると、その回の学びがかなり残りやすくなります。

オンライン英会話で伸びない人の失敗7つ

オンライン英会話で伸びない人の失敗7つの図解

オンライン英会話を使っていても伸びにくい人には、共通する失敗パターンがあります。サービスの問題に見えても、実際は使い方の問題であることが多いです。

横にスクロールできます
失敗パターンなぜ伸びないか対策
雑談だけで終わるTOEFL形式の回答力が鍛えられないtask問題を持ち込む
TOEFL形式で練習しない採点基準と関係ない練習になる時間制限+テンプレートを使う
レッスン後に復習しない指摘が定着しない24時間以内に再録音する
講師任せで自分の課題を持たないフィードバックが散漫になる見てほしい観点を事前に決める
同じ問題をやり直さない改善サイクルが回らない再回答を必ずセットにする
フィードバックを記録しない同じ失敗を繰り返す毎回3つだけメモする
サービスを変えることばかり考える運用が安定しないまず今のサービスで使い方を見直す

特に多いのは、「毎回話しているのに改善が見えない」という状態です。これは、レッスンで得た指摘が次回の練習につながっていないことが原因になりやすいです。低得点帯からの立て直しを考えている場合は、TOEFLスピーキング10点台の改善法15点前後の壁の超え方も参考になります。

また、講師が毎回違う場合は、前回の弱点を自分で引き継ぐ必要があります。履歴やメモがないと、毎回初回のような練習になってしまいます。

サービスを変える前に、「今のレッスンがTOEFL形式になっているか」「再回答まで入っているか」を見直した方が改善することが多いです。

Saki

英語講師 | TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外大学院合格

Saki

伸びないときほど、新しいサービスを探したくなります。ただ、本当に変えるべきなのはサービスより運用であることが少なくありません。

独学とオンライン英会話を両立する1週間メニュー

開いた無地ノートとシャープペン、マーカーを並べた俯瞰

オンライン英会話だけで完結させるより、独学と組み合わせた方が改善は安定しやすいです。レッスンを「弱点発見」と「修正確認」に使い、独学で量と定着を確保する形が回しやすくなります。

1週間の例としては、次のような流れが使えます。

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曜日内容目的所要時間
独学で1問録音現在地の確認20分
録音を聞き返し、弱点を整理修正点の明確化15分
オンライン英会話で実戦練習他者視点のフィードバック30分
フィードバックを反映して再録音修正の定着20分
別問題で転用応用力の確認20分
必要なら2回目のレッスン再確認・別観点の練習30分
1週間の弱点整理、次週の問題を選ぶ次週への接続15分

この形なら、独学で量を確保しつつ、オンライン英会話で質を補えます。忙しい場合は、週1回のレッスン(水曜のみ)でも十分です。重要なのは、レッスン以外の日に録音レビューを挟むことです。

TOEFLスピーキング対策ロードマップで全体設計を確認し、基礎がまだ不安ならTOEFLスピーキング初心者向けガイドから入ると無理がありません。

よくある質問(FAQ)

Q. オンライン英会話でTOEFLスピーキング対策はできますか?

できます。ただし普通の雑談レッスンのままでは効果が薄くなりやすいです。TOEFL形式の問題を持ち込み、見てほしい観点を先に指定して、「話す→直す→話し直す」を回すと、同じサービスでもTOEFL対策らしい練習に変わります。

Q. レッスンで講師に何を頼めばいいですか?

「structure(構成)」「pronunciation(発音)」「answer relevance(質問にちゃんと答えているか)」の3点をまとめて伝えるのが効果的です。あわせて時間を測ってもらい(Take an Interviewは各約45秒)、フィードバックのあとに同じ問題へ再回答させてもらうと、改善が定着しやすくなります。

Q. TOEFL対策に向くオンライン英会話はどう選べばいいですか?

固定のランキングより、「TOEFL形式の持ち込み練習に対応できるか」という講師の柔軟性を最優先にします。加えて予約のしやすさ・記録の残しやすさ・続けやすい料金を見ると失敗しにくいです。講師層は変わりやすいので、名前だけで判断しないほうが安全です。

Q. レッスンは週に何回受ければいいですか?

週1〜2回のレッスンと、独学の録音・復習を組み合わせる形が効率的です。忙しければ週1回でも構いませんが、その場合もレッスン以外の日に録音レビューを挟むのが重要です。レッスンを「弱点発見」、独学を「修正の定着」と役割分担すると回しやすくなります。

Q. オンライン英会話を受けても伸びないのはなぜですか?

多くはサービスではなく使い方の問題です。雑談で終わる、TOEFL形式で練習しない、再回答しない、指摘を記録・復習しないといった運用だと、改善サイクルが回りません。サービスを変える前に、レッスンがTOEFL形式になっているか、再回答まで入っているかを見直すほうが改善します。

まとめ

TOEFLスピーキング対策にオンライン英会話を活用するには、「会話の場」ではなく「TOEFL形式で改善点をもらう場」として設計することが重要です。サービス名そのものより、問題の持ち込み方、講師への依頼、再回答までの流れで差が出やすくなります。

まずは次のレッスンで、1問だけTOEFL形式の問題を持ち込み、structure・pronunciation・answer relevanceの3点を見てほしいと依頼するところから始めてみてください。

録音を使ったセルフレビューや、AIによるフィードバックも取り入れたい場合は、SpeechPassのようなサービスも選択肢に入ります。

更新: 2026-06-06

著者

Saki

Saki

TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外MBA合格

日本で生まれ育ち、留学経験なしの独学で英語を習得。シャドーイング、音読、ディクテーション、単語帳、オンライン英会話など、さまざまな勉強法を試し、本当に効果があった方法を見極めてきました。

試行錯誤を重ねながらスコアを一気に伸ばし、海外MBAにも合格。英語の先生として3年間指導した経験もあります。今では外資系企業のグローバルチームで、外国人上司に直接レポートしながら英語で毎日仕事をしています。

できるだけお金をかけずに独学で英語力を伸ばしたい方、留学やMBA進学に向けてスコアアップを目指している方を全力で応援しています。高額な塾や教材に頼らなくても、正しい方法と継続さえあれば、目標スコアは必ず達成できます。

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