高校受験の英語面接フレーズ|よく聞かれる質問と答え方

高校受験の英語面接フレーズ|よく聞かれる質問と答え方
  • 高校受験で英語面接があると聞いたけれど、何を聞かれるのか分からず不安
  • 英語で急に質問されて、黙り込んだり的外れに答えたりしないか心配
  • 完璧な英語なんて話せない。そのままで受かるのか知りたい

高校受験の英語面接は、学校によって「自己紹介中心の自由会話型」と「英文を音読し、絵について答える試験型」の2タイプに分かれます。この違いを知らずに準備を始めると方向がずれ、本番でいちばんの失点になる「黙り込み」につながります。

でも、身構えなくて大丈夫です。聞かれるのは定番5質問(自己紹介・好きな教科・部活動・将来の夢・志望理由)にほぼ絞られ、使う英語も中学で習う範囲で足ります。この記事では両タイプの質問を場面別にそろえ、中学英語で言える短い回答例、聞き返しフレーズ、声に出す練習手順まで英語講師の視点で整理しました。

読み終わるころには、何を・どの順で答えればいいかが具体的にイメージできるはずです。お子さんの受験に付き添う保護者の方も、家で何を練習させればよいかが分かります。

高校生の英語面接は、定番5質問と中学英語の短い答えで乗り切れる

オフィスで書類を持つ人と握手を交わす様子

高校受験の英語面接というと、身構えてしまう人が多いはずです。でも、実際に聞かれるのは決まったパターンで、答えに使う英語も中学で習う範囲でほぼ足ります。

実際に高校入試で英語面接を受けた人の声を見ても、「中学英語の内容で十分に答えられた」「自己紹介・好きなこと・将来の夢・志望理由といった内容だった」というものが目立ちます。特別な語彙や長いスピーチは求められていません。

まず準備すべきは、次の定番5質問です。これを軸に答えを用意しておけば、多少アレンジされても対応できます。

  • 自己紹介(Please introduce yourself.)
  • 好きな教科(What is your favorite subject?)
  • 部活動・趣味(What club are you in?)
  • 将来の夢(What do you want to be in the future?)
  • 志望理由(Why do you want to enter this school?)
Saki

英語講師 | TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外大学院合格

Saki

面接前の生徒を見てきて、いちばん多い誤解は「難しい英語を話さないと落ちる」という思い込みです。実際は逆。中学英語の短い文をはっきり言えるほうが、ずっと伝わります。難しい単語を1つ入れるより、笑顔で最後まで言い切るほうが評価される。まずは定番5問に、自分の言葉で一言ずつ答えを持っておきましょう。

英語面接そのものの全体像や、社会人・大学生向けの型も知りたい人は、英語面接の完全ガイドもあわせてどうぞ。

高校受験の英語面接は自由会話型と音読・応答試験型の2タイプ

同じ「英語面接」でも、学校によって出題形式が違います。ここを混同すると準備の方向がずれるので、まず自分の受ける形式を確認しましょう。大きく分けると次の2タイプです。

高校受験の英語面接は2タイプ。自由会話型=自己紹介を中心に英語で質疑応答/試験型=英文カードを音読し、絵や写真を見て英語で答える。それぞれ準備の方向が違うことを示した対比図

多くの高校で行われるのは自由会話型です。英語科や国際コースなど、一部の学校では英検の二次試験に近い試験型が出ることもあります。留学や海外研修プログラムの選考面接を控えている人は、高校生の留学面接対策も参考になります。

自由会話型は自己紹介を中心とした質疑応答

面接官が英語で質問し、あなたが英語で答える、いちばん一般的な形式です。中心になるのは自己紹介と、好きな教科・部活動・将来の夢・志望理由といった身近な質問です。

見られているのは英語の正確さより、伝えようとする姿勢と基本的なやり取りです。文法が多少崩れても、落ち着いて短く答えられれば問題ありません。この記事の後半で扱うフレーズと回答例は、主にこのタイプ向けです。

試験型はパッセージ音読と絵を見て答える形式

英語科や国際コースなどでは、英文カードを音読し、絵や写真を見て英語で答える試験型が出ることがあります。英検3級・準2級の二次試験とよく似た形式です。

音読は速さより、意味のまとまりで区切ってはっきり読むのがコツ。絵についての質問は "The boy is playing soccer." のように主語+動詞の文で答えます。この形式の練習には、同じ流れの英検二次試験の解説が役立ちます。

質問別・高校生が使える英語フレーズと回答例

ここからは定番5質問を、NG回答(短すぎ・単語だけ)高評価の回答を並べて見ていきます。どれも中学英語で言える短い文です。まず声に出して読み、そのあと自分の情報に置き換えてみてください。

自己紹介と好きな教科の答え方

自己紹介は「名前→学校→好きなこと」の順で3〜4文にまとめれば十分です。名前だけで終わらせず、好きなことを一言足すと印象が変わります。

QPlease introduce yourself.

NG回答

My name is Yuki. Thank you.

高スコア回答

My name is Yuki Tanaka. I'm a third-year student at Sakura Junior High School. I like playing basketball and reading manga. Thank you.

POINT名前→学校→好きなこと1〜2個の順。短くても「学校名」と「好きなこと」を足すと、ぐっと自己紹介らしくなる

好きな教科は、教科名だけで止めないのがコツです。because で理由を1つ添えるだけで、会話らしく広がります。

QWhat is your favorite subject?

NG回答

Math.

高スコア回答

My favorite subject is English because I enjoy talking with people from other countries.

POINT教科名+because 理由。理由は本心でなくても、言いやすいものを選んでOK

自己紹介の作り方をもっと深めたい人は、英語面接の自己紹介の組み立て方で詳しく解説しています。

部活動・趣味について

部活動は「所属→ひとことの様子」で答えます。動作を言うときは、単語だけで終わらせず I practice ... のように文の形にしましょう。

QWhat club are you in?

NG回答

Soccer.

高スコア回答

I'm in the soccer club. I practice almost every day. It's hard, but it's a lot of fun.

POINT所属(I'm in the ~ club.)+様子を一言。「大変だけど楽しい」は面接で使いやすい定番

部活動に入っていない場合は、"I'm not in a club, but I like listening to music." のように、代わりに好きなことを言えば大丈夫です。空白を作らず、自分のことを短く続けましょう。

将来の夢と志望理由(この高校を選んだ理由)

将来の夢は、決まっていなくても構いません。決まっていれば「夢+一言の理由」、迷っていれば「まだ迷っているが英語に関わりたい」で十分です。

QWhat do you want to be in the future?

NG回答

A teacher.

高スコア回答

I want to be an English teacher because I like helping people learn.

POINT職業名だけで止めず because で理由を1つ。未定なら I haven't decided yet, but I want to use English. でOK

志望理由は、面接官が最も注目する質問です。「この学校ならでは」の点を1つ挙げ、そこで何をしたいかまで言えると強くなります。

QWhy do you want to enter this school?

NG回答

Because it is a good school.

高スコア回答

I want to study at this school because it has a strong English program. I want to improve my English here.

POINT「良い学校だから」は理由が浅い。英語教育・部活・行事など具体を1つ+そこでやりたいこと

答えに困った時の聞き返し・時間をもらうフレーズ

眼鏡の女性がノートパソコンの画面を頬杖ついて見つめている

本番でいちばん怖いのは、質問が聞き取れなかったり、答えに詰まったりして黙り込むことです。でも、そのための決まり文句を覚えておけば、沈黙は避けられます。無理に答えるより、正しく聞き直すほうが評価は下がりません。

  • 聞き返す:Could you say that again? / Could you repeat the question? / Pardon?(もう一度お願いします)
  • 考える時間をもらう:Let me see... / Well...(ええと…)と一言置いてから話す
  • 分からないとき:I'm not sure, but I think ...(確信はありませんが、〜だと思います)

"I don't know." で終えてしまうより、"I'm not sure, but I think ..." と何か言うほうが、はるかに好印象です。聞き返しは1回までなら自然で、減点にもなりにくいので、怖がらず使いましょう。英語がどうしても出てこないときの立て直し方は、英語面接で話せないときの対処法も参考にしてください。

英語の答えは「結論→理由→具体化」の型で組み立てる

短く分かりやすく答えるカギは、話す順番です。日本語の面接でも使われる**「結論→理由→具体化」**の3ステップを英語にあてはめると、だれでも安定して答えられます。

  • 結論:まず聞かれたことに一言で答える(I want to ... / My favorite ... is ...)
  • 理由:because で理由を1つだけ添える
  • 具体化:For example, ... で身近な例を一言足す

この順で組み立てると、文法に自信がなくても筋の通った答えになります。志望理由なら、次のテンプレートに自分の言葉を入れてみてください。

穴埋めテンプレ[ ] を自分の言葉に

I want to study at this school because [理由].

I want to [やりたいこと] here.

For example, [具体例:中学での経験や好きなこと].

3つ全部を長く話す必要はありません。結論+理由の2文でも十分伝わります。余裕があれば具体化を一言足す、くらいの気持ちで大丈夫です。

結論→理由→具体化の3ステップで英語の答えを組み立てる図。結論=I want to be an English teacher/理由=because I like helping people/具体化=For example, I help my friends study. と1文ずつ積み上がる様子

評価される話し方と避けたいNG(黙る・長すぎる・丸暗記)

中身が完璧でなくても、話し方しだいで印象は大きく変わります。次の3つのNGだけは避けましょう。どれも今日から意識できることです。

悪い例

質問に詰まり、5秒・10秒と黙り込んでしまう。会話が止まり、いちばんの減点につながる

良い例

多少崩れても、知っている単語で言い切る。詰まったら Well... と一言置いてから続ける

悪い例

1つの質問に何文も話し続け、途中で英語がこんがらがってしまう

良い例

1問につき2〜3文で簡潔に。短く言い切るほうが、正確さも伝わりやすさも上がる

丸暗記した文をそのまま読み上げるのも、実は評価を下げやすいポイントです。棒読みになると、面接官には「暗記してきただけ」と伝わってしまいます。

Saki

英語講師 | TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外大学院合格

Saki

暗記した長い文を一気に言う生徒より、短くても自分の言葉で話す生徒のほうが好印象です。おすすめは、丸ごと覚えず「結論の一言」と「理由のキーワード」だけ決めておくこと。あとは本番でつなげれば、言い回しが変わっても自分の言葉になり、棒読みになりません。声・アイコンタクト・笑顔も、英語力と同じくらい見られています。

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TOEFL iBT スピーキング模擬インタビューのイメージ

本番までの練習手順はお手本音声を聞く→まねる→録音してチェック

マイクとパソコン画面が並ぶ配信ブースの様子

回答例を読んで満足しても、本番では口が動きません。大事なのは、暗記した文を読み上げることではなく、質問に自分の言葉で答えられるようになるまで声に出して回すことです。次の手順で練習しましょう。

  • ① お手本を聞く — 回答例の英語を、音声やアプリのお手本で聞き、発音とリズムを確かめる
  • ② 声に出してまねる — お手本のあとについて、同じ文を何度も口に出す。意味のまとまりで区切ると英語らしくなる
  • ③ 録音して聞き返す — スマホで自分の答えを録音し、聞き直す。早口すぎ・声が小さいなどの癖に気づける
  • ④ 模擬面接 — 家族や先生に面接官役を頼み、定番5問を通しでやる。相手がいなければ録音でもよい

この①〜③を毎日くり返すと、暗記に頼らなくても質問に反応して口が動くようになります。読むだけの対策との差はここで生まれます。

Saki

英語講師 | TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外大学院合格

Saki

録音を聞き返すのは恥ずかしいものですが、自分の癖は聞いてみないと分かりません。観点をしぼって「早口になっていないか」「結論を先に言えているか」だけチェックすると、直すところがはっきりして上達が早くなります。独学でも、この一手間で本番の落ち着きが変わります。

一人で話す練習の進め方は、面接対策だけでなく英語スピーキング全般に効きます。声に出す練習のコツは、次の記事もあわせてどうぞ。

面接で使える定番フレーズをもっと集めたい人は、英語面接で使えるフレーズ集も参考になります。

よくある質問(FAQ)

どのくらい難しい英語を話せばいいですか?回答例を見る
回答例

中学英語で十分です。実際に高校入試の英語面接を受けた人も「中学英語の内容で答えられた」と話しています。難しい単語や長い文を狙うより、短い文をはっきり・ゆっくり言うほうが評価されます。

質問が聞き取れなかったら、どうすればいいですか?回答例を見る
回答例

黙り込まず、"Could you say that again?" や "Pardon?" で聞き返しましょう。1回までなら自然で、減点にもなりにくいです。無理に答えるより、正しく聞き直すほうが印象は良くなります。

将来の夢が決まっていません。答えられますか?回答例を見る
回答例

問題ありません。"I haven't decided yet, but I want to use English in the future." のように、迷っていることと、興味のある方向を一言添えれば十分です。無理に立派な夢を作る必要はありません。

回答を丸暗記して臨んでもいいですか?回答例を見る
回答例

丸暗記した文をそのまま読み上げると、棒読みになって「覚えてきただけ」に見えがちです。文ごと覚えるより、「結論の一言」と「理由のキーワード」だけ決めておき、本番でつなげるほうが自然に話せます。

まとめ──定番5問と型を準備すれば、英語面接は怖くない

公開: 2026-07-10

著者

Saki

Saki

TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外MBA合格

日本で生まれ育ち、留学経験なしの独学で英語を習得。シャドーイング、音読、ディクテーション、単語帳、オンライン英会話など、さまざまな勉強法を試し、本当に効果があった方法を見極めてきました。

試行錯誤を重ねながらスコアを一気に伸ばし、海外MBAにも合格。英語の先生として3年間指導した経験もあります。今では外資系企業のグローバルチームで、外国人上司に直接レポートしながら英語で毎日仕事をしています。

できるだけお金をかけずに独学で英語力を伸ばしたい方、留学やMBA進学に向けてスコアアップを目指している方を全力で応援しています。高額な塾や教材に頼らなくても、正しい方法と継続さえあれば、目標スコアは必ず達成できます。

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