- toefl スコア toeic の換算が気になるけど、公式の換算表が見つからない
- TOEFL と TOEIC のどっちを受けるべきか、目的別に判断したい
- 難易度や測るスキルの違いを整理して、自分に合う試験を選びたい
この記事では、TOEFL と TOEIC のスコア換算の考え方、試験の違い、どちらを受けるべきかを目的別に整理して解説します。
実は、点数換算だけで試験を選ぶと失敗しやすく、本当に大事なのは「何のために受けるのか」です。TOEIC 900点でも TOEFL では苦戦する人は少なくありません。
最後まで読むと、単純な換算表に振り回されず、自分の目的に合う試験を迷わず選べるようになります。
- TOEFL と TOEIC に公式の1対1換算表はなく、CEFR を補助線にして比較するのが安全
- 試験選びは点数換算ではなく、提出先要件と用途(留学 or 就職)で決めると失敗しにくい
- 両試験は測る英語の場面が根本的に違うため、目的に合った試験を選ぶことが最優先
TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外MBA取得
TOEFLとTOEICは何を測る試験かがそもそも違う


TOEFL と TOEIC は同じ英語試験でも、測っている英語の場面がまったく違います。ここを見落とすと、点数だけ比べても判断を誤りやすくなります。
TOEFL iBT は、大学や大学院で必要になる academic communication skills in English を測る試験です。講義を聞いて要約する、学術的な文章を読む、自分の意見を論理的に話す・書くといった力が前提になっています。
一方で TOEIC は、global workplace relevant English を測る試験です。ビジネスメールを読む、会議の内容を聞き取る、業務上のやり取りに対応するといった、実務場面での英語力が評価されます。
さらに重要なのが、TOEIC は1種類ではないという点です。日本で「TOEICの点数」と言うと、Listening & Reading(990点満点)を指すことがほとんどですが、Speaking & Writing も別試験として存在します。対して TOEFL は4技能をまとめて1つの試験で測ります。
| 比較項目 | TOEFL iBT | TOEIC L&R | TOEIC S&W |
|---|---|---|---|
| 想定する場面 | 留学・大学・大学院 | 就職・転職・社内評価 | 実務での発話・記述 |
| 測る技能 | 4技能を統合的に測定 | Listening + Reading | Speaking + Writing |
| 満点 | 新スケール: 6 / 旧スケール: 120 | 990点 | 各200点(計400点) |
| 受験者層 | 留学志望者が中心 | 国内の就職・昇進目的が中心 | 実務英語力の証明が必要な人 |
「どちらが上か」ではなく「どちらが目的に合うか」で考えるのがポイントです。TOEIC 900点の人がTOEFL 100点相当かというと、そう単純にはいきません。測っている英語の質が違うからです。
この違いを理解しないまま換算表だけ見ても、判断を誤りやすくなります。スコアの見方を先に整理したい場合はTOEFLスコアガイドが参考になります。TOEFL対策の全体像を知りたい場合はTOEFL対策記事もあわせて確認すると見通しが立ちやすいです。
TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外MBA取得
TOEFLとTOEICのスコア換算はどう考える?CEFR経由で見る4つのポイント

結論から言うと、TOEFL と TOEIC に公式の1対1換算表は存在しません。「TOEIC 900点 = TOEFL 何点」と機械的に言い切るのは危険です。比較するときは CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)を補助線にする方が安全です。
見るべきポイントは、次の4つです。
1. TOEFL iBT は CEFR B1〜C1 をカバーする
ETS Global の案内では、TOEFL iBT は CEFR B1〜C1 にマップされます。つまり、中級から上級の学術英語力を測る前提が強く、初級レベル(A1〜A2)はそもそも測定範囲外です。
2. TOEIC は CEFR A1〜C1 をカバーする
TOEIC Listening and Reading、Speaking and Writing はそれぞれ A1〜C1 にマップされます。範囲が広い分、初級者から上級者まで受験者層が多様です。
3. TOEFL は2026年以降 1〜6 scale を採用している
2026年1月21日以降、TOEFL iBT のスコアレポートには1〜6 scale(0.5刻み)が導入されています。移行期間中は0〜120のcomparable overall scoreも併記されるため、旧スケール感覚との橋渡しがしやすい時期です。
4. 同じCEFR帯でも中身は同じではない
同じB2やC1の帯にいても、学術英語に強いのか、職場英語に強いのかで、得点の出やすさは変わります。ここが単純換算で見誤りやすい最大のポイントです。
| CEFR | TOEFL iBT(旧スケール目安) | TOEIC L&R 目安 | レベル感 |
|---|---|---|---|
| C1 | 95〜120 | 945〜990 | 上級 — 複雑な内容を理解・発信できる |
| B2 | 72〜94 | 785〜944 | 中上級 — まとまった議論に対応できる |
| B1 | 42〜71 | 550〜784 | 中級 — 日常的なやり取りに対応できる |
| A2 | 測定範囲外 | 225〜549 | 初中級 — 基本的なやり取りができる |
| A1 | 測定範囲外 | 120〜224 | 初級 — 簡単な表現を理解できる |
つまり、換算はあくまで目安です。提出先がTOEFLを要求しているなら、TOEICの高得点があっても代替にならないことがあります。逆に、企業評価でTOEICを見ている場面では、TOEFLの点数をそのまま置き換えられないこともあります。
採点の見え方をもう少し知りたい場合はTOEFL採点基準の記事が役立ちます。TOEFLスコア表示の詳細はTOEFLスコアガイドで確認できます。
TOEFLスコアの満点・平均感・見方をざっくり整理する
toeflスコアtoeicの比較を考えるなら、まずTOEFL側のスコア感覚を整理しておくと判断しやすくなります。
新旧スコアの対応
2026年以降のTOEFL iBT score reportでは、1〜6 scale(0.5刻み)が導入されています。移行期間中はcomparable overall scoreとして0〜120 scaleも表示されるため、従来の感覚と照らし合わせやすい状況です。
| スコア表示 | 満点 | 刻み | 用途 |
|---|---|---|---|
| 新スケール(2026年〜) | 6 | 0.5刻み | 今後のメイン表示 |
| 旧スケール(comparable) | 120 | 1点刻み | 移行期間中に併記 |
「満点」より大事な視点
ここで重要なのは、「満点が何点か」そのものより、提出先が何点を求めているかです。ETSは合格点を設定しておらず、必要スコアは各大学や機関が独自に決めています。
- 米国トップ校: 旧スケールで100点以上を求めるケースが多い
- 英語圏の大学院: 80〜90点台が目安になることが多い
- 交換留学: 60〜70点台で受け入れ可能な場合もある
平均点の見方
平均点については、受験層や地域で大きくぶれるため、細かい数字だけを追うより志望先基準との距離を見る方が現実的です。平均より上でも、出願要件に届かなければ意味がありません。逆に、平均より低く見えても、提出先基準を満たしていれば実務上は十分です。
TOEFLのスコアを見るときは「平均より高いか」より「提出先の条件を満たしているか」を先に確認した方がいいです。平均点との比較にこだわりすぎると、本来の目標がぼやけてしまいます。
詳しい見方はTOEFLスコアガイドで整理しています。新スコア表示への移行についてはTOEFL形式変更の記事も参考になります。
TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外MBA取得
TOEICとTOEFL、どっちを受けるべきかを目的別に5パターンで比較

ここが最も実用的なポイントです。試験選びは、換算より目的別に考えると決めやすくなります。
1. 海外大学・大学院出願 → TOEFL
4技能を使ったacademic communicationが前提になるため、提出先要件としてTOEFLが指定されていることが大半です。一部の大学ではIELTSも受け付けますが、TOEICで代替できるケースはほぼありません。
2. 国内就職・転職 → TOEIC
企業が見るのはTOEIC L&Rのスコアであることが多く、採用要件や社内基準にも使われやすいです。履歴書に書く英語スコアとしての認知度も、日本国内ではTOEICが圧倒的です。
3. 社内評価や昇進要件 → TOEIC
ビジネス英語の指標としてTOEICが基準化されている企業が多いです。昇進要件に「TOEIC 730点以上」のような形で組み込まれていることがあります。
4. 4技能をまとめて確認したい → TOEFL
Speaking や Writing まで含めて現状を把握したい場合、L&Rだけでは見えない部分が出ます。自分の英語力を総合的に測りたいなら、TOEFL の方が一度で把握しやすいです。
5. 留学も就職も視野に入っている → 要件次第で併用
提出先要件を優先したうえで、必要なら両方を使い分けるのが現実的です。1つで全部を済ませようとするより、用途別に持つ方が合理的なこともあります。
| 目的 | 向きやすい試験 | 理由 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 海外大学・大学院出願 | TOEFL | 学術場面を前提にした4技能試験 | IELTSも候補になりうる |
| 就職・転職 | TOEIC | 企業評価との相性が高い | 外資系はTOEFLやIELTSを見ることも |
| 社内評価 | TOEIC | 基準化されやすい | S&Wも求められる場合あり |
| 4技能の総合確認 | TOEFL | Speaking / Writing も含めて測れる | 費用がTOEICより高い |
| 用途が複数ある | 要件次第で併用 | 1つで代替しにくい場面がある | スケジュール管理が重要 |
試験選びで迷ったら、「自分が受けたい試験」ではなく「提出先が何を受け取るか」を先に確認した方が早いです。ここが曖昧だと、換算表をいくら見ても決め切れません。
留学準備を前提にするならIELTS学習ロードマップの記事も比較材料になります。TOEFLの勉強全体はTOEFL対策記事で整理できます。
単純換算で失敗しやすいパターン6つ
toeflスコア換算を考えるとき、単純な点数比較で失敗しやすいパターンがあります。以下の6つは特に注意が必要です。
1. TOEIC高得点なら TOEFL も同じように取れると思う
TOEIC L&Rで900点以上あっても、TOEFLではSpeakingとWritingの負荷で大きく苦戦するケースが多いです。L&Rで測れる力と、即興で意見をまとめて話す力はまったく別物です。
2. TOEIC L&R と TOEFL をそのまま並べてしまう
TOEICのL&R 990点満点と、TOEFL iBTの4技能120点満点を同じ土俵で比べること自体に無理があります。測っている技能の数が違うためです。
3. Speaking / Writing の負荷を軽く見る
TOEFLではSpeakingで45秒以内に意見をまとめる問題や、講義を聞いて要約するWriting問題があります。TOEICのL&Rだけでは鍛えにくいスキルです。
悪い例
TOEIC L&R 900点だからTOEFLも90点くらいは取れるだろうと思い込む
良い例
TOEICはL&Rの2技能、TOEFLは4技能という違いを認識してから比較する
4. CEFR が同じなら内容も同じだと思う
同じB2帯でも、学術的な議論に対応できるB2と、ビジネスメールに対応できるB2では中身が異なります。CEFRはあくまで目安であり、試験の性質の違いは消えません。
5. 提出先要件を見ずに点数だけ比べる
換算表で「だいたい同じレベル」と判断しても、提出先がTOEFLを指定していればTOEICは使えません。必ず募集要項を先に確認する必要があります。
6. 新旧TOEFLスコア表示を混同する
2026年以降の1〜6 scaleと、従来の0〜120 scaleを混同すると、スコア比較が根本からずれます。どちらのスケールで話しているのかを常に明示することが大切です。
悪い例
TOEIC の点数だけ見て、TOEFL も同じ感覚で出願できると思い込む
良い例
提出先要件を確認し、CEFR と試験目的を補助線にしながら比較する
換算表は便利ですが、提出先要件の代わりにはなりません。点数の近さより、何を測る試験かがずれていないかを先に見た方が安全です。
採点の内訳を理解したい場合はTOEFL採点基準の記事が役立ちます。Taskベースで TOEFL の負荷を見たい場合はTOEFL Task記事も補助になります。試験運用や当日の流れに不安がある場合はIELTS試験当日の記事も参考になります。
TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外MBA取得
TOEFL向きの人、TOEIC向きの人を7項目で見分ける
迷ったときは、次の7項目で自分がどちら寄りかを確認すると判断しやすくなります。
| 判断項目 | TOEFL向き | TOEIC向き |
|---|---|---|
| 主な目的 | 留学・大学院・学術環境 | 就職・転職・社内評価 |
| 必要技能 | 4技能すべて | 主にL&R、用途別にS&W |
| 提出先要件 | 大学が指定している | 企業や組織が指定している |
| 英語の場面 | 講義・要約・アカデミック | 会議・業務・実務コミュニケーション |
| 学習の重心 | 統合問題・要約・発話 | ビジネス語彙・速度・設問対応 |
| 費用感 | 約US$245(約37,000円) | L&R: 7,810円 / S&W: 10,450円 |
| 準備期間の目安 | 3〜6ヶ月(4技能分の準備が必要) | 1〜3ヶ月(L&Rに集中しやすい) |
この7項目で見ても判断がつかないなら、用途が複数ある可能性があります。その場合は「どちらか一方で済ませる」前提をいったん外した方がよいです。
たとえば、留学準備ではTOEFL、就活の証明としてはTOEICというように分けると、目的に対して自然な設計になります。費用は合計で高くなりますが、目的に合わない試験に時間を費やすよりも効率的です。
費用だけで比べるとTOEICの方が安く見えますが、4技能を測りたい場合はL&RとS&Wの2試験を受ける必要があります。そうなるとTOEFLと費用差が縮まるうえ、試験日を2回確保する手間もかかります。
スコア確認の実務はTOEFLスコアガイドが参考になります。TOEFL対策全体はTOEFL対策記事、留学寄りの全体像はIELTS学習ロードマップの記事も補助になります。
迷ったときの判断チェックリスト
最後に、迷ったときに使えるチェックリストをまとめます。上から順に確認していくと、多くの場合は3つ目あたりで結論が出ます。
- 提出先の要件を確認したか — TOEFL と TOEIC のどちらを受け付けているか。これが最優先
- 評価される技能は何か — 4技能が必要か、L&R中心か。4技能ならTOEFL寄り
- 使う英語の場面はどちらか — 学術英語ならTOEFL、実務英語ならTOEIC
- 今の得意不得意はどこにあるか — Speaking / Writing に不安があるなら、TOEFL は準備期間を多めに取る
- 直近の目的は何か — 出願か、就職か、社内評価か。期限から逆算する
- 新しいTOEFLスコア表示を理解しているか — 1〜6 scaleと旧0〜120の関係を把握する
- 点数換算だけで判断していないか — 換算表はあくまで参考。提出先要件が最終判断基準
迷ったときほど、難しい比較表より提出先の募集要項が役立ちます。試験は英語力の証明手段なので、証明先が何を求めるかが最優先です。まず要項を確認して、それでも迷うなら2つ目以降のチェック項目を順に見ていきましょう。
このチェックリストを見ても迷う場合は、「提出先要件」と「用途」の2つだけでも決めるとかなり絞れます。難易度比較から入るより、この2点を先に固めた方が失敗しにくいです。
TOEFLのスコア実務を整理したい場合はTOEFLスコアガイド、対策に進みたい場合はTOEFL対策記事もあわせて読むと流れが作りやすくなります。IELTS Part 1対策を見たい場合はIELTS Part 1記事も参考にしてください。
まとめ
toeflスコアtoeicの比較では、単純換算だけで決めるより、試験の性質と提出先要件を見る方が実用的です。
要点をまとめると、次の通りです。
- TOEFL と TOEIC は測る場面と技能の見え方が根本的に違う
- 公式の1対1換算表はなく、CEFR を補助線にする方が安全
- TOEFL は2026年以降 1〜6 scaleとcomparable 0〜120 scoreを併記
- 試験選びは換算より、提出先要件と用途で決める方が失敗しにくい
- 迷う場合はTOEFL向きかTOEIC向きかを7項目で整理し、チェックリストで確認する
最初の一歩としては、志望先や勤務先がどちらを受け付けるかを確認し、そのうえでCEFRと試験目的を補助線にして比較するのが安全です。
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