- 「どっちが難しいか」を調べても意見がバラバラで、結局どちらを受ければいいか決められない
- 出願先は両方OKなのに、TOEFLとIELTSのどちらで準備を始めるか迷っている
- 特にスピーキングは、PC録音と対面面接でどれくらい違うのか気になる
「TOEFLとIELTS、どちらが難しいか」を調べても、サイトごとに答えが違って余計に迷ってしまいますよね。実は、難易度だけで選ぶと失敗しやすいです。目的や得意な形式との相性で、向いている試験はかなり変わるからです。
この記事では、試験形式・スコア換算・難易度・スピーキング形式の4つの観点で両者を比べ、目的別にどちらが向いているかを整理しました。特に差が出やすいのは、PC録音で答えるTOEFLと、面接官と話すIELTSのスピーキングの違いです。
読み終えるころには、ネットの評判に振り回されず、自分に合う試験を選んで、準備の方向性まで決められるようになります。
TOEFLとIELTSの違いをざっくり比較

TOEFLとIELTSはどちらも英語4技能を測る国際試験ですが、運営元・形式・受験体験にはかなりの違いがあります。まず全体像をつかんでから、各ポイントを掘り下げていきましょう。
| 比較項目 | TOEFL iBT | IELTS Academic |
|---|---|---|
| 運営 | ETS(米国) | British Council / IDP / Cambridge |
| 試験形式 | PC(インターネットベース) | ペーパー or PC + 対面スピーキング |
| 試験時間 | 約2時間 | 約2時間45分 |
| スコア | 1〜6バンド(0.5刻み・満点6.0) | 1.0〜9.0(0.5刻み) |
| スピーキング形式 | PCに向かって録音 | 面接官と対面 |
| 主な受験目的 | 北米の大学・大学院 | 英国・豪州・欧州の大学、移住ビザ |
| 受験料 | 約US$245(約37,000円) | 約25,380円〜 |
比較で一番大事なのは、世間の「どちらが難しいか」という評判よりも「自分が答えやすい形式かどうか」です。同じ英語力でも、形式との相性でスコアが変わることは珍しくありません。なお、TOEICとの違いやスコア換算が気になる場合は、次の記事で整理しています。
TOEFLの基礎から知りたい場合は初心者向けのTOEFLスピーキング対策記事が参考になります。IELTS対策の全体像はIELTSスピーキングの勉強法記事も役立ちます。
試験形式の違い

TOEFLとIELTSは4技能(Reading・Listening・Speaking・Writing)を測る点では共通していますが、各セクションの出題形式にはかなりの違いがあります。ここでは技能ごとに整理します。
Reading
| 項目 | TOEFL | IELTS |
|---|---|---|
| 題材 | 学術的なパッセージ(大学レベル) | 学術的な文章+一般的な文章 |
| 問題形式 | 選択式が中心 | 穴埋め、マッチング、True/False/Not Given など多様 |
| パッセージ数 | 2つ | 3つ |
| 特徴 | 語彙レベルが高い | 問題形式のバリエーションが多い |
TOEFLのReadingは語彙の難易度が高い分、問題形式は選択式でシンプルです。IELTSは語彙こそ標準的ですが、問題形式が多様なため、形式に慣れていないと戸惑いやすいです。
Listening
| 項目 | TOEFL | IELTS |
|---|---|---|
| 題材 | 大学の講義・ディスカッション | 日常会話〜学術的な講義まで幅広い |
| メモ | 取れる | 問題用紙に書き込み可 |
| 音声の長さ | 1題あたり3〜5分 | セクション1〜4で段階的に長くなる |
| 特徴 | 長い講義の理解力が問われる | セクション1〜4で難易度が上がっていく |
TOEFLは1つの講義が長めで集中力を要しますが、IELTSは問題を見ながら聞ける場面もあり、形式に慣れると取り組みやすい面があります。
Writing
| 項目 | TOEFL | IELTS |
|---|---|---|
| タスク数 | 2つ | 2つ |
| Task 1 | 統合型(読む+聞く→書く) | 図表・グラフの説明(150語以上) |
| Task 2 | 意見論述 | 意見論述(250語以上) |
| 特徴 | 統合型の比重が大きい | 図表タスクの対策が必要 |
Speaking
| 項目 | TOEFL | IELTS |
|---|---|---|
| 形式 | PCに向かって録音 | 面接官と対面 |
| 問題数 | 計11問(Listen and Repeat 7問+Take an Interview 4問) | 3パート |
| 時間 | 約8分 | 11〜14分 |
| 特徴 | 短文の再現+短時間での即答が中心 | Part 2で2分間の即興スピーチあり |
悪い例
全セクションの形式を知らずに受験して、問題タイプに戸惑い時間切れになる
良い例
事前に各セクションの出題形式を確認し、模擬問題で形式に慣れてから受験する
テンプレートの具体例はTOEFLスピーキングのテンプレート記事で整理しています。IELTS向けの型はIELTSスピーキングのテンプレート記事も参考になります。
スピーキングは何がどう違うのか

スピーキングセクションの違いは、体感難易度にかなり影響する部分です。同じ英語力でも、形式との相性で手応えが大きく変わることがあります。
TOEFLスピーキングの特徴
TOEFLスピーキングはPCに向かって話し、音声が録音される形式です。面接官はいません。2026年1月の改定後は、計11問・約8分の構成になりました。
- Listen and Repeat(7問): 聞いた短文をそのまま正確に繰り返す(再現力・発音の明瞭さが問われる)
- Take an Interview(4問・各約45秒): 経験・意見・習慣についての質問に、短時間で自然に答える(即応力と内容のまとめ方が問われる)
出典: ETS『TOEFL iBT Technical Manual』
TOEFLスピーキングの大きな特徴は「短文の再現」と「短時間での即答」です。Listen and Repeatでは聞き取りと発音の正確さが、Take an Interviewでは身近な質問に素早く答える即応力が問われます。PC相手に話す形式なので、対話的なやり取りはなく、制限時間内に自分の言葉で答えます。
Take an Interviewで答えるときは In my opinion, there are two main reasons. のようなテンプレートフレーズを使うと、スムーズに話し始められます。
IELTSスピーキングの特徴
IELTSスピーキングは面接官との対面形式です。
- Part 1: 日常的な話題について短い質問に答える(4〜5分)
- Part 2: カードに書かれたトピックについて2分間スピーチする(準備1分)
- Part 3: Part 2に関連した抽象的な質問でディスカッションする(4〜5分)
IELTSの特徴は「対話形式」です。面接官の反応を見ながら話せるため、対面コミュニケーションが得意な人には心理的に楽に感じやすいです。一方で、Part 2の2分間スピーチは準備時間が1分しかないため、即興構成力が求められます。
Part 3では That's an interesting question. I think it depends on the situation. のように、考える時間を稼ぐフレーズが役立ちます。
形式の向き不向き
| タイプ | 向いている試験 | 理由 |
|---|---|---|
| PC操作に慣れている | TOEFL | 全セクションPC上で完結する |
| 対面の方が話しやすい | IELTS | 面接官とのやり取りで話が広がりやすい |
| 短時間で要点をまとめるのが得意 | TOEFL | Take an Interviewの短い解答時間で強みを発揮できる |
| 即興で話すのが得意 | IELTS | Part 2・3で自由度が高い |
| 緊張しやすい | どちらも一長一短 | TOEFLはPC相手で気楽 / IELTSは面接官が相槌を打ってくれる |
悪い例
「TOEFLのスピーキングは簡単そう」と思い込み、PC録音形式の練習をせずに本番を迎える
良い例
PC録音と対面面接の両方を模擬問題で1回ずつ試し、自分に合う形式を確認してから受験を決める
英語講師 | TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外大学院合格
Sakiスピーキングの形式は、英語力そのものより「形式との相性」で手応えがかなり変わります。可能なら両方の形式を1回ずつ試してから決めるのが一番確実です。模擬問題はETS公式サイトやBritish Council公式サイトで無料公開されています。
スピーキングの苦手意識を整理したい場合はTOEFLスピーキングの難しさを解説した記事が参考になります。IELTS向けのテンプレートはIELTSスピーキングのテンプレート記事も役立ちます。
スコア換算はどう見るべきか

TOEFLとIELTSのスコアは異なる尺度で測られますが、CEFRや公開されている対応データをもとに、おおよその対応関係を知ることができます。なお、2026年以降のTOEFLは1〜6バンド(満点6.0)が主スコアで、従来の0〜120は移行期にレポート上で参考換算として併記される扱いです。いずれにせよ換算はあくまで目安であり、形式との相性によって実際のスコアにはズレが生じます。TOEFLのスコア表示や各セクションの見方をまず整理したい場合はTOEFLスコア完全ガイドも参考になります。
スコア換算の目安
2026年以降、TOEFL iBTの主スコアは1〜6バンド(0.5刻み・満点6.0)に変わりました。下表の0〜120はかつての主スコアで、現在は移行期(2026〜2028年ごろ)にレポート上で参考換算として併記される位置づけです。CEFRや新しい1〜6バンドの目安と合わせて、おおよその対応関係をつかむための参考としてご覧ください。
| TOEFL(1〜6バンド・新主スコア) | TOEFL iBT 0〜120(移行期の参考換算) | CEFR | IELTS | レベル感 |
|---|---|---|---|---|
| 〜2.5 | 0〜31 | A1〜A2 | 0〜4.0 | 基礎レベル |
| 3.0 | 32〜34 | A2〜B1 | 4.5 | 初級 |
| 3.5 | 35〜45 | B1 | 5.0 | 初中級 |
| 4.0 | 46〜59 | B1〜B2 | 5.5 | 中級 |
| 4.5 | 60〜78 | B2 | 6.0〜6.5 | 中上級(多くの大学の最低要件) |
| 5.0 | 79〜93 | B2〜C1 | 6.5〜7.0 | 上級(人気大学の要件) |
| 5.5 | 94〜101 | C1 | 7.0〜7.5 | 上級+ |
| 5.5〜6.0 | 102〜109 | C1〜C2 | 7.5〜8.0 | 最上級 |
| 6.0 | 110〜120 | C2 | 8.5〜9.0 | ネイティブ相当 |
上表の0〜120はあくまで移行期の参考換算で、現在のTOEFLの主スコアは1〜6バンドです(CEFR列が新旧スケールの橋渡しになります)。1〜6バンドの値は目安であり、同じ英語力でも試験形式との相性によってスコアに差が出ることもあります。「TOEFL 80(参考換算)ならIELTS 6.5は取れるはず」と決めつけず、実際に模擬問題を解いてみることが大切です。
出典: ETS『Compare TOEFL iBT Scores』
出願先のスコア要件を確認する
スコア換算よりも重要なのは、出願先が指定しているスコア要件です。多くの大学や機関ではTOEFL・IELTSの両方を受け入れていますが、最低スコアの設定が異なることがあります。
| 出願先の要件パターン | 取るべきアクション |
|---|---|
| TOEFLのみ指定 | TOEFL一択で対策を開始する |
| IELTSのみ指定 | IELTS一択で対策を開始する |
| 両方受け入れ(セクション要件あり) | セクション別に自分の得意・不得意と照らし合わせて選ぶ |
| 両方受け入れ(総合スコアのみ) | 形式の相性が良い方を選ぶ |
セクション別の最低スコアが設定されている場合もあるため、総合スコアだけでなくセクション要件も確認しましょう。特にスピーキングセクションに高いスコアを求める大学は少なくありません。
英語講師 | TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外大学院合格
Sakiスコア換算表を見て「IELTSの方がスコアが出そう」と感じても、実際に解いてみると印象が変わることもよくあります。換算表は参考にしつつ、必ず模擬問題で実際の手応えを確かめてから決めてください。
TOEFLの基礎対策は初心者向けのTOEFLスピーキング対策記事が参考になります。IELTSの学習設計はIELTSスピーキングの勉強法記事も役立ちます。
難易度はどちらが高いのか

「TOEFLとIELTSはどちらが難しいか」はよく聞かれる質問ですが、一概にどちらが上とは言えません。試験の難しさは、個人の得意・不得意によってかなり変わるからです。
TOEFLが難しく感じやすい人
- Writingの統合型タスク(読む+聞く→書く)に慣れていない
- 聞いた短文をその場で正確に再現するのが苦手(Speakingの Listen and Repeat)
- 学術的な語彙に弱い
- PC相手に話すのが苦手
- タイピングに不安がある(Writingがタイピング形式)
IELTSが難しく感じやすい人
- 多様な問題形式(True/False/Not Given、マッチングなど)に慣れていない
- 面接官との対面で緊張しやすい
- Part 2の2分間即興スピーチが苦手
- 図表描写(Writing Task 1)に慣れていない
難易度比較のまとめ
| 比較軸 | TOEFL | IELTS |
|---|---|---|
| 語彙の難しさ | やや高い(学術寄り) | 標準的 |
| 問題形式の複雑さ | 統合型が独特 | 問題タイプが多様 |
| スピーキングの心理的負担 | PC相手で緊張しにくい人もいる | 対面で安心する人もいる |
| Writingの入力方法 | タイピング | 手書き or タイピング(PC版) |
| 時間のプレッシャー | 全体的にタイト | セクションによる |
悪い例
ネット上の「TOEFLの方が難しい」という意見を鵜呑みにして、IELTSを選んでしまう
良い例
両方の模擬問題を1セットずつ解いて、自分がスコアを出しやすい方を判断する
英語講師 | TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外大学院合格
Saki難易度比較は気になりますが、本当に見るべきは「どちらなら自分の実力を出しやすいか」です。同じ英語力でも、形式との相性でスコアがIELTS換算で0.5〜1.0変わることは珍しくありません。ネットの評判より、自分で解いた手応えを信じてください。
独学でのスピーキング対策は英語スピーキング独学完全ガイドの記事が参考になります。上達方法の全体像は英語スピーキング上達方法の記事も役立ちます。
目的別にどちらを選ぶべきか

TOEFLとIELTSの選び方は、受験の目的と自分の得意形式の2軸で考えると判断しやすくなります。
目的別の向き不向き
| 目的 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 北米の大学・大学院への留学 | TOEFL | 北米ではTOEFLの認知度が高く、スコア要件も充実 |
| 英国・豪州への留学 | IELTS | IELTSが主流。TOEFLも受け入れる大学は増加傾向 |
| 欧州への留学 | どちらでも可 | 多くの大学が両方を受け入れているが、IELTSの方がやや優勢 |
| 移住ビザの申請 | IELTS | IELTS Generalが多くの国で求められる |
| 国内の大学院入試 | 両方確認 | 大学により異なるため、募集要項を必ず確認する |
| 出願先の指定がない場合 | 形式の相性で選ぶ | 両方受け入れなら、スコアが出やすい方を選ぶ |
得意形式別の向き不向き
| 得意な形式・スキル | 向いている試験 | 理由 |
|---|---|---|
| PC操作に慣れている | TOEFL | 全セクションPC上で完結する |
| 短文を正確に聞き取り・再現するのが得意 | TOEFL | Listen and Repeatで強みを発揮しやすい |
| 対面で話す方が得意 | IELTS | 面接官との対話形式で実力が出やすい |
| 即興で話を広げられる | IELTS | Part 2・3で自由度の高さが活きる |
| タイピングが速い | TOEFL | Writingがタイピング形式 |
| 手書きの方が考えやすい | IELTS(ペーパー版) | Writing・Readingが手書き |
迷った時の判断フロー
- 出願先の要件を確認する → 指定がある場合はそれに従う
- 両方受け入れの場合 → TOEFLとIELTSの模擬問題を1セットずつ解いてみる
- 手応えが良い方を選ぶ → 実際に解いた感覚が最も信頼できる判断基準
英語講師 | TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外大学院合格
Saki「迷ったら模擬問題を解いてみる」が最も確実な判断方法です。TOEFLはETS公式の無料模擬テスト、IELTSはBritish Councilの無料サンプルが使えます。1セット解くのに2〜3時間かかりますが、試験選びで後悔しないための最善の投資です。
練習法の全体像は英語スピーキングの練習方法7選の記事が参考になります。TOEFLのテンプレートはTOEFLスピーキングのテンプレート記事も役立ちます。
決める前に確認したいポイント5つ

受験する試験を決める前に、以下の5つのポイントを確認しておくと後悔しにくくなります。
1. 出願先のスコア要件
最も重要なポイントです。出願先がTOEFLのみ、IELTSのみ、または両方を受け入れているかを確認します。セクション別の最低スコアが設定されている場合もあるため、総合スコアだけでなくセクション要件も確認しましょう。特にスピーキングやWritingに個別の最低スコアを設ける大学は増えています。
2. スピーキング形式との相性
スピーキングは形式の違いが体感難易度に最も影響するセクションです。TOEFLのPC録音形式とIELTSの対面面接形式、どちらが自分に合うかを模擬問題で試してみると判断しやすくなります。TOEFLの I agree with this idea for two reasons. のような定型フレーズが口に馴染むかどうかも、形式適性の一つの目安になります。
3. 試験日程と受験可能な頻度
TOEFLは月に複数回の受験機会がありますが、IELTSは会場や日程がやや限定的な場合があります。出願期限から逆算して、十分な受験回数を確保できるか確認しましょう。一般的に、2〜3回の受験でベストスコアを出す計画が安全です。
4. 受験料
| 項目 | TOEFL | IELTS |
|---|---|---|
| 1回あたりの受験料 | 約US$245(約37,000円) | 約25,380円〜 |
| 3回受験した場合 | 約111,000円 | 約76,000円〜 |
複数回の受験を想定する場合、費用差は無視できません。ただし、スコアの出やすさを優先した方が、結果的に受験回数を抑えられることもあります。
5. 学習スタイルとの相性
普段からPCでの作業に慣れている場合はTOEFL、紙ベースの学習が好みの場合はIELTS(ペーパー版)との相性がよいことがあります。ただし、IELTSもPC版(CDI)が増えているため、この点は変化しつつあります。
悪い例
「IELTSの方が受験料が安いから」という理由だけでIELTSを選ぶ
良い例
受験料・形式の相性・出願先の要件を総合的に考えて試験を選ぶ
難易度だけで試験を決めると、形式との相性で後悔しやすいです。必ず「出願先の要件」と「形式との相性」の両方を確認してから決めることをおすすめします。模擬問題を1セット解くだけでも、かなり判断しやすくなります。
TOEFLの基礎対策は初心者向けのTOEFLスピーキング対策記事が参考になります。IELTSの学習設計はIELTSスピーキングの勉強法記事も役立ちます。
よくある質問(FAQ)
Q. TOEFLとIELTSはどちらが難しいですか?
一概にどちらが難しいとは言えません。難しさは個人の得意・不得意で変わるからです。学術的な語彙やPC録音のスピーキングが苦手な人はTOEFLを難しく感じ、多様な問題形式や面接官との対面が苦手な人はIELTSを難しく感じます。ネットの評判より、両方の模擬問題を解いた手応えで判断するのが確実です。
Q. TOEFLとIELTSのスピーキングは何が違いますか?
形式が大きく違います。TOEFLはPCに向かって録音する形式で、面接官はいません。短文の再現と短時間での即答が中心です。IELTSは面接官との対面形式で、日常的な質問、2分間のスピーチ、抽象的なディスカッションの3パート構成です。同じ英語力でも、この形式との相性で体感難易度はかなり変わります。
Q. TOEFLとIELTSのスコアはどう対応していますか?
CEFRを介しておおよその対応関係をつかめます。2026年以降のTOEFL iBTは1〜6バンド(満点6.0)が主スコアで、IELTSは1.0〜9.0です。目安として、TOEFLの参考換算80点前後がIELTS 6.5〜7.0にあたります。ただし換算はあくまで目安で、形式との相性で実際のスコアにはズレが出ます。
Q. 留学にはTOEFLとIELTSのどちらを受けるべきですか?
まず出願先のスコア要件を確認するのが先決です。要件で指定があればそれに従います。両方受け入れの場合の目安は、北米の大学・大学院ならTOEFL、英国・豪州ならIELTSが主流です。移住ビザの申請ではIELTS Generalが多くの国で求められます。
Q. TOEFLとIELTSで迷ったら、どう決めればいいですか?
両方の模擬問題を1セットずつ解いて、手応えの良い方を選ぶのが最も確実です。TOEFLはETS公式、IELTSはBritish Councilの無料サンプルが使えます。1セット2〜3時間かかりますが、試験選びで後悔しないための投資になります。
まとめ
TOEFLとIELTSの比較で大切なのは、どちらが上かを決めることではなく、自分に合う形式と目的に合う試験を選ぶことです。
今回のポイントをまとめると、次の通りです。
- TOEFLとIELTSは形式と受験体験がかなり違う
- スピーキング形式の差(PC録音 vs 対面面接)は体感難易度に大きく影響する
- スコア換算は目安として使い、出願先の要件を優先する
- 難易度は試験の優劣ではなく、個人との相性で変わる
- 目的(留学先・ビザ)と形式の相性の2軸で選ぶのが基本
- 迷ったら模擬問題を1セット解いて手応えを確認する
最初の一歩としては、出願先の要件を確認したうえで、TOEFLとIELTSの模擬問題を1セットずつ解いて、自分に合う方を選ぶのがおすすめです。
AIを活用したスピーキング練習に興味がある場合は、SpeechPassでTOEFL・IELTS両方の形式に対応した練習を試すこともできます。





