- IELTSリーディングで目標バンドに必要な正答数を知りたい
- 6.0・7.0・8.0で「何が足りないのか」を整理したい
- スコアが停滞していて、次に何をすべきか分からない
IELTSリーディングは、目標バンドごとに「許される失点」と「優先して潰すべき弱点」が違います。やみくもに問題を解くより、自分の目標バンドの必要正答数と典型的な失点パターンを知り、そこに的を絞る方が効率的です。目安として6.0は23問、7.0は30問、8.0は35問(40点満点・版ごとに変動)が必要です。
この記事では、6.0・7.0・8.0それぞれの必要正答数・よくある失点パターン・伸ばすべきスキルを整理します。形式や問題タイプの全体像はIELTSリーディングとは?形式・問題タイプ・採点で先に確認しておくと、この記事の戦略が活きます。
- 必要正答数の目安は6.0=23問/7.0=30問/8.0=35問(40点満点、版ごとに変動)
- 6.0は「全問正解」ではなく17問落とせる。捨て問の見極めが鍵。7.0以上は取りこぼしを減らす精度が問われる
- バンドが上がるほど、Not Given・Matching Headings・推測系の精度が合否を分ける
スコア別の必要正答数(おさらい)

まず、目標バンドに必要な正答数の目安を押さえます。IELTS(Academic)の公式が示す目安です。換算は版ごとに多少前後するため、固定の数字ではなく基準として使ってください。
| 目標バンド | 必要正答数(40点満点)の目安 | 落とせる数 |
|---|---|---|
| 5.0 | 15問 | 25問 |
| 6.0 | 23問 | 17問 |
| 7.0 | 30問 | 10問 |
| 8.0 | 35問 | 5問 |
出典: ielts.org『Understanding your score』(正確な必要正答数は版により多少変動)
ここで分かるのは、6.0は17問も落とせるということ。全問解こうと焦るより、確実に取れる問題を取り切る戦略が効きます。一方、8.0は5問しか落とせないので、精度の勝負になります。
6.0を取るには ― 「捨て問」の見極めが鍵

6.0は23問正解(17問落とせる)が目安です。この段階で多いのは、難しい1問に時間をかけすぎて、解ける問題を時間切れで落とすパターンです。
- よくある失点:難問への固執による時間切れ/語彙不足での読み崩れ
- 伸ばすスキル:解ける問題を確実に取る、難問を素早く見切る判断、語彙の土台
- 戦略:全問正解を狙わない。確実に取れるタイプ(短答・情報マッチング)から取り、難問は仮の答えを置いて先へ
語彙の土台が不安なら、TOEFL・IELTS対策に必要な英単語数でまず必要量を確認してください。
7.0を取るには ― 取りこぼしを減らす精度

7.0は30問正解(10問しか落とせない)が目安です。6.0との差は「読めるか」より「正確に判定できるか」。特にNot Given系とMatching Headingsの精度が分かれ目です。
- よくある失点:True/False/Not Givenの判定ミス(推測しすぎてFalseと混同)/Matching Headingsの取りこぼし
- 伸ばすスキル:本文に「書かれていること」と「書かれていないこと」を厳密に区別する力/段落の主旨を素早くつかむ力
- 戦略:Not Givenは「本文の情報だけで真偽が決まらない=Not Given」という基準を徹底。先入観で補わない
解き方の型は、次の記事で詳しく解説しています。
8.0を取るには ― 推測系と速度の両立

8.0は35問正解(5問しか落とせない)が目安です。ここまで来ると、難しいタイプでも落とさない精度と、全体を時間内に解き切る速度の両立が必要です。
- よくある失点:難パッセージでの推測系(writer's views=Yes/No/Not Given)/時間不足による最終パッセージの雑な処理
- 伸ばすスキル:書き手の意見・態度・含意を正確に読み取る力/3パッセージを均等な精度で解き切るスタミナ
- 戦略:得意タイプを高速で処理して時間を作り、難パッセージに余力を残す。語彙・背景知識を「見て即わかる」レベルまで自動化
バンドが上がるほど効くのは、新しいテクニックより「Not Givenの基準を本文だけで判定する」厳密さです。7.0で止まる人の多くは、ここで自分の知識や推測を足してしまっています。「本文に根拠があるか」だけで判定する癖をつけてください。
スコアが停滞する人の共通点

同じ勉強を続けているのにスコアが動かない人には、共通のつまずきがあります。
| 停滞パターン | 原因 | 打ち手 |
|---|---|---|
| 解いて丸つけだけ | 間違いの原因を分析していない | 失点を「語彙・構文・判定基準」に分解 |
| 全タイプを同じ解き方 | タイプ別の型がない | 頻出タイプの解き方を1つずつ固める |
| 時間無制限で練習 | 本番の時間感覚がない | 60分通しで定期的に解く |
| 語彙が頭打ち | 土台が止まっている | 語彙の反復を継続する |
悪い例
問題を解いて丸つけし、正答数だけ記録して次へ進む
良い例
間違えた問題を「語彙・構文・判定基準」のどこでミスったか分解し、同じタイプを潰す
TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外MBA合格
よくある質問(FAQ)
6.0を取るには全問解く必要がありますか?
いいえ。6.0の目安は23問正解で、17問は落とせます。全問正解を狙って焦るより、確実に取れる問題を取り切り、難問は素早く見切る方が安定します。
7.0で止まってしまいます。何が足りないのですか?
多くはNot Given系の判定とMatching Headingsの精度です。本文に「書かれていること」だけで真偽を判定し、自分の知識や推測で補わないことを徹底すると抜けやすくなります。
スコアが全然上がりません。やり方が間違っていますか?
「解いて丸つけだけ」で原因分析をしていないケースが多いです。間違えた問題を「語彙・構文・判定基準」のどこでミスったか毎回分解し、同じタイプを潰していくと動き始めます。語彙の土台が止まっていないかも確認してください。
まとめ
IELTSリーディングは、目標バンドごとに「許される失点」と「潰すべき弱点」が違います。自分の目標に合わせて的を絞れば、停滞からも抜け出せます。
- 必要正答数の目安は6.0=23問/7.0=30問/8.0=35問(版ごとに変動)
- 6.0は捨て問の見極め、7.0以上はNot Given・Matching Headingsの精度が鍵
- 停滞の主因は原因分析の不足。失点を分解して同じタイプを潰す
形式と問題タイプはIELTSリーディングとは?、タイプ別の解き方と時間配分はコツ・時間配分の記事で続けて確認できます。






