- IELTSリーディングが60分で解き終わらない
- 問題タイプごとの解き方が分からず、毎回手探りになる
- スキミング・スキャニングをどう使い分ければいいか知りたい
60分で3パッセージを解き切れる人とそうでない人の違いは、読む速さそのものより「時間配分」と「問題タイプ別の解き方」を持っているかどうかです。IELTSリーディングは解答の転記時間が別にないため、配分を誤ると最後のパッセージを雑に処理して大量失点します。逆に、タイプ別の型と時間の使い方を身につければ、独学でも安定して解き切れます。
この記事では、時間配分の基本・スキミングとスキャニングの使い分け・問題タイプ別の解き方・優先順位の付け方を整理します。形式や採点の全体像はIELTSリーディングとは?形式・問題タイプ・採点、目標バンド別の戦略はスコア別攻略法で確認できます。
- 60分は1パッセージあたり約20分が目安。解答の転記時間は別にないので、配分の徹底が命
- **スキミング(全体把握)→設問→スキャニング(該当箇所探し)**の順で読むと、無駄な読み返しが減る
- True/False/Not Givenは「本文の情報だけで判定」、Matching Headingsは「段落の主旨で判定」。タイプ別の型を持つことが時短に直結する
60分で解ける人・解けない人の違い

解き切れない人の典型は、1パッセージ目を丁寧に読みすぎて、3パッセージ目に時間が残らないパターンです。IELTSは3本とも同じ40問の一部なので、最後のパッセージを雑にやると、そこで一気に失点します。
解ける人は、最初から「1本あたり約20分」と決め、難問に固執せず一定ペースを守ります。全部を完璧に読むのではなく、設問に必要な情報を効率よく取りにいく意識が違いです。
悪い例
1パッセージ目を全文じっくり読み込み、3パッセージ目を時間切れで雑に解く
良い例
1本約20分と決め、難問は仮の答えを置いて先へ。3本を均等な精度で解き切る
時間配分の基本 ― 1本20分・解答は都度記入

60分・3パッセージなので、目安は1パッセージあたり約20分です。重要なのは、IELTSリーディングには解答用紙への転記時間が別に与えられないこと(リスニングとは違う)。読みながら都度、解答を確定させていく必要があります。
| 時間帯 | やること |
|---|---|
| 〜20分 | パッセージ1(やさしめが多い)を確実に取り切る |
| 〜40分 | パッセージ2 |
| 〜60分 | パッセージ3(難化しやすい)。残り時間で見直し |
パッセージは後半ほど難化する傾向があるので、前半でリードを作っておくのが安全です。
スキミングとスキャニングの使い分け

すべてを同じ濃さで読むと時間が足りません。2つの読み方を意識的に切り替えます。
| 読み方 | 何をするか | 効く場面 |
|---|---|---|
| スキミング | 全体をざっと読み、各段落の主旨・構成をつかむ | 読み始め・Matching Headings・主旨系 |
| スキャニング | キーワードを手がかりに該当箇所を探す | 詳細・数字・固有名詞・短答系 |
おすすめの順番は、①スキミングで全体像→②設問を読む→③スキャニングで該当箇所を特定。先に全文を精読してしまうと、設問に関係ない箇所まで読み込んで時間を失います。
問題タイプ別の解き方

頻出かつ差がつくタイプの解き方を押さえておきます。タイプの全体像は、次の記事で確認できます。
True / False / Not Given
最も差がつくタイプです。判定基準を厳密に。
- True:本文の情報と一致する
- False:本文の情報と矛盾する
- Not Given:本文の情報だけでは真偽が決められない
自分の知識や推測で補わないのが鉄則です。「常識的に正しそう」でも、本文に根拠がなければNot Given。ここで自分の考えを足すのが、7.0で止まる人の典型的なミスです。
Matching Headings
段落とその見出しを対応させるタイプ。キーワードの一致ではなく「段落の主旨」で判定します。本文に出てくる単語が見出しにあっても、それが段落全体の要点でなければ不正解。各段落を読んだら、自分の言葉で一言要約してから見出しを選ぶと精度が上がります。
Summary / Note Completion(補充系)
本文の該当箇所を見つけ、言い換え(パラフレーズ)を見抜いて空欄を埋めます。指定された語数制限(例:ONE WORD ONLY)と語形(単数・複数、品詞)を必ず守ること。本文の語をそのまま使う場合と、形を変える場合があるので注意します。
Multiple Choice(多肢選択)
選択肢が本文の言い換えになっていることが多いタイプ。本文の該当箇所を特定し、選択肢を本文と1つずつ照合します。紛らわしい選択肢は「本文に書いていない/言い過ぎ」を理由に消すと残しやすくなります。
タイプ別の解き方は、知っているだけでは速くなりません。「このタイプが来たら、まずどこを見て、何を基準に判定するか」を体が反応するレベルまで反復してください。本番で考え込まずに手が動く状態が、時間切れを防ぎます。
時間を節約する優先順位

時間が足りないときは、取りやすい問題から確実に取るのが鉄則です。
- 短答・情報マッチングなど、該当箇所が探しやすいタイプを先に
- 難しいNot Given・推測系は仮の答えを置いて印を付ける
- 時間が余ったら印を付けた問題に戻る
TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外MBA合格
よくある質問(FAQ)
IELTSリーディングの時間配分はどう考えればいいですか?
60分・3パッセージなので、1本あたり約20分が目安です。後半のパッセージほど難化しやすいので、前半でリードを作り、難問に固執せず一定ペースを守ります。解答の転記時間は別にないため、読みながら都度解答を確定させてください。
Not Givenがいつも当てられません。コツはありますか?
「本文の情報だけで真偽が決まるか」を基準にしてください。本文に根拠がなければ、常識的に正しそうでもNot Givenです。自分の知識や推測で補わないことが最大のコツです。
全文を読んでから設問を解くべきですか?
まずスキミングで全体像と段落の主旨をつかみ、設問を読んでから、スキャニングで該当箇所を探すのが効率的です。最初から全文を精読すると、設問に関係ない箇所まで読み込んで時間を失います。
まとめ
IELTSリーディングを60分で解き切る鍵は、読む速さより「時間配分」と「問題タイプ別の解き方」です。型を持てば、独学でも安定して解き切れます。
- 1パッセージ約20分。解答の転記時間は別にないので配分を徹底する
- スキミング→設問→スキャニングの順で、無駄な読み返しを減らす
- True/False/Not Givenは本文の根拠だけで判定、Matching Headingsは段落の主旨で判定。難問は見切って解ける問題を取り切る
形式と採点はIELTSリーディングとは?、目標バンド別の戦略はスコア別攻略法で続けて確認できます。語彙の土台づくりはTOEFL・IELTS対策に必要な英単語数が役立ちます。






