- IELTSリーディングの形式や問題数をまとめて把握したい
- どんな問題タイプが出るのか、全体像を知りたい
- 何問正解で何点(バンド)になるのか、採点の仕組みを知りたい
結論から言うと、IELTS(Academic)のリーディングは60分・40問・3つの長文パッセージで構成され、13種類の問題タイプから出題されます。採点は正答数(40点満点)を0〜9のバンドスコアに換算する方式で、目安として23問正解で6.0、30問で7.0、35問で8.0あたりです(版ごとに多少変動)。
この記事は、IELTSリーディングの全体像をつかむための入門ガイドです。形式・問題タイプ・採点の仕組みを、ielts.org公式情報にもとづいて正確に整理します。スコア別の攻略はIELTSリーディング スコア別攻略法、解き方のコツはIELTSリーディング コツ・時間配分で深掘りしています。
- IELTS(Academic)リーディングは60分・40問・3パッセージ(合計約2,150〜2,750語)。本・雑誌・新聞などから出題される
- 問題タイプは13種類。True/False/Not Given、Matching Headings、Summary Completionなど、タイプごとに解き方が違う
- 採点は正答数(40点満点)→バンド0〜9に換算。目安は6.0=23問/7.0=30問/8.0=35問(版ごとに変動)
IELTSリーディングの全体像 ― 60分・40問・3パッセージ

IELTSにはAcademic(大学・大学院留学向け)とGeneral Training(移住・就労向け)があり、リーディングの中身が異なります。この記事は留学で必要となるAcademicを中心に解説します。
Academic Readingは、3つの長文パッセージを読み、合計40問に60分で答えます。パッセージは本・専門誌・雑誌・新聞などから採られ、内容は説明的・事実的なものから、論証的・分析的なものまで幅があります。3本合計の語数はおよそ2,150〜2,750語です。
注意したいのは、リスニングと違って解答用紙への転記時間が別に与えられない点です(60分の中に解答も含む)。時間配分が合否を分けるのはこのためです。
| 項目 | Academic Reading |
|---|---|
| 時間 | 60分 |
| 問題数 | 40問 |
| パッセージ | 3本(合計約2,150〜2,750語) |
| 出典 | 本・専門誌・雑誌・新聞 |
| 採点 | 正答数(40点満点)→ バンド0〜9 |
出典: ielts.org『IELTS Academic format: Reading』
13の問題タイプ ― 出題の種類を知る

IELTSリーディングは、幅広い読解スキルを測るために13種類の問題タイプを使います。タイプごとに解き方のコツが違うので、まず全体を把握しておくと対策が立てやすくなります。
| グループ | 問題タイプ |
|---|---|
| 選択 | Multiple choice(多肢選択) |
| 真偽判定 | Identifying information(True/False/Not Given)/Identifying writer's views(Yes/No/Not Given) |
| マッチング | Matching information/Matching headings/Matching features/Matching sentence endings |
| 補充 | Summary completion/Note completion/Table completion/Flow-chart completion/Diagram label completion |
| 記述 | Short-answer questions(短答) |
これらは、要点の把握(gist)・主旨・詳細・スキミング・論理展開の理解・推測・書き手の意見や態度の認識といった、幅広い読解スキルを測るために組み合わされています。
出典: ielts.org『IELTS Academic format: Reading』
13タイプを一度に完璧にしようとすると挫折します。まずは出題頻度が高く差がつきやすい True/False/Not Given と Matching Headings から、解き方の型を1つずつ固めていくのがおすすめです。タイプ別の解き方はコツ・時間配分の記事で詳しく扱います。
採点の仕組み ― 正答数からバンドへ

IELTSリーディングは、1問1点の40点満点で、正答数をバンドスコア(0〜9、ハーフバンドあり)に換算します。換算表はテストの版ごとに作られ、難易度に応じて多少前後します。公式が示す目安(Academic)は次の通りです。
| バンド | 正答数(40点満点)の目安 |
|---|---|
| 5.0 | 15問 |
| 6.0 | 23問 |
| 7.0 | 30問 |
| 8.0 | 35問 |
出典: ielts.org『Understanding your score』(正確な必要正答数は版により多少変動)
なお、同じバンドでもGeneral Trainingの方が必要正答数は多くなります(Academicの文章の方が難度が高いため)。バンドスコア全体の意味はIELTSスピーキング スコア(バンド)の解説もあわせて参考になります。
悪い例
「何となく全部読んで何となく答える」で、タイプ別の解き方を持たない
良い例
問題タイプを見た瞬間に解き方(探す場所・判定基準)を決められる状態にする
まず何から対策する?

最初にやるべきは、難しいテクニックの習得ではありません。形式と問題タイプを把握し、語彙の土台を固めながら、タイプ別の解き方を1つずつ作ることです。
- 形式と13タイプを把握する(この記事で完了)
- 語彙の土台を固める(知らない語が多いと、どのタイプも崩れる)
- タイプ別の解き方を1つずつ習得する(コツ・時間配分)
- 時間を計って通しで解く(60分の配分に慣れる)
- スコア別に弱点を潰す(スコア別攻略法)
語彙の土台づくりはTOEFL・IELTS対策に必要な英単語数、英語の語順で速く読む練習は英語多読のやり方と効果が役立ちます。
TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外MBA合格
よくある質問(FAQ)

IELTSリーディングは何問で何分ですか?
Academic Readingは40問・60分・3パッセージです。リスニングと違い、解答の転記時間は別に与えられないため、60分の中で読解と解答の両方を終える必要があります。
6.0や7.0を取るには何問正解が必要ですか?
目安はAcademicで6.0が23問、7.0が30問、8.0が35問(40点満点)です。ただし換算は版ごとに多少前後するので、固定の数字ではなく目安として捉えてください。スコア別の戦略は、次の記事で解説しています。
AcademicとGeneral Trainingはどう違いますか?
Academicは大学・大学院留学向けで、本や専門誌からの学術的な文章が中心です。General Trainingは移住・就労向けで、より日常的・実務的な文章が出ます。同じバンドでもGeneral Trainingの方が必要正答数は多くなります。
問題タイプは全部覚える必要がありますか?
13タイプすべての解き方を知っておくのが理想ですが、一度に完璧にする必要はありません。頻出のTrue/False/Not GivenやMatching Headingsから順に、解き方の型を固めていきましょう。
まとめ
IELTS(Academic)リーディングは、60分・40問・3パッセージの形式と、13の問題タイプ、そして正答数からバンドへの換算を理解するのが対策の出発点です。
- 60分・40問・3パッセージ(合計約2,150〜2,750語)、本・雑誌・新聞などから出題
- 問題タイプは13種類。タイプごとに解き方が違うので、頻出タイプから型を作る
- 採点は正答数→バンド0〜9。目安は6.0=23問/7.0=30問/8.0=35問(版ごとに変動)
次のステップとして、解き方の型はIELTSリーディング コツ・時間配分、目標バンド別の戦略はIELTSリーディング スコア別攻略法で深掘りできます。IELTS全体の対策の進め方はIELTSスピーキング 対策・勉強法ロードマップも参考になります。






