- toefl itp スコア は何点満点で、自分の点がどのレベルなのか目安を知りたい
- toefl itp 500点・600点は、CEFRや英語力でどのくらいなのか整理したい
- itp と iBT は何が違うのか、点数を換算できるのか知りたい
この記事では、TOEFL ITPの満点・スコアスケール・レベルの目安を早見表で確認し、「500点・600点が何を意味するか」「正答率や換算はどう考えるか」「iBTと何が違うか」を、ETSの公式情報をもとに解説します。
先に結論を言うと、**TOEFL ITPの満点は677点(Level 1)/500点(Level 2)**で、留学出願で使うTOEFL iBT(満点6.0/旧120)とはまったく別のテスト・別のスケールです。大学から「ITPを受けてください」と言われた、点数が500点台だった、という場合はこちらの記事が当てはまります。
- TOEFL ITPの満点は677点(Level 1)/500点(Level 2)。3セクションのマークシート式で、スピーキング・ライティングは基本的に無い
- スコアはCEFRに対応。Level 1で約543点=B2、620点=C1、433点=B1が一つの目安
- 正答数を統計処理(equating)してスコア化するため、「正答率◯%=◯点」の固定表は存在しない。市販の換算表は概算
- ITPとiBTの公式換算はETSにない。ITPは原則、海外大学への正式出願には使えない(出願はiBT)
留学出願に使うiBTのスコアの目安・レベルを知りたい場合は、次の記事を参照してください。
TOEFL ITPとは — 大学が学内で使う「団体向け」テスト
TOEFL ITP(Institutional Testing Program)は、大学や教育機関が団体で実施する、英語力測定用のテストです。個人が留学出願のために受けるiBTとは目的が違い、主に次のような場面で使われます。
- 大学の**クラス分け(プレースメント)**や英語力の定点観測
- 大学院入試(院試)や学内選考の英語要件
- 交換留学の選考の足切りライン
形式はマークシート式の選択問題で、紙ベースまたはデジタルで実施されます。出題は次の3セクションで、スピーキングとライティングは基本的に含まれません(デジタル版では任意でスピーキングを追加できる場合があります)。
| セクション | Level 1(中〜上級向け) | Level 2(初〜中級向け) |
|---|---|---|
| Listening Comprehension | 50問 | 30問 |
| Structure and Written Expression | 40問 | 25問 |
| Reading Comprehension(Level 2はReading and Vocabulary) | 50問 | 40問 |
| 試験時間の目安 | 約115分 | 約70分 |
「Written Expression」という名前はありますが、これは文法・語法の選択問題で、実際に英作文を書くわけではありません。自分の意見を話す・書くという発信系の課題が無いのがiBTとの大きな違いです。
出典: ETS『TOEFL ITP Test Content』
TOEFL ITPの満点とスコアスケール
ITPの満点とスケールは、Level 1とLevel 2で異なります。

| Level 1 | Level 2 | |
|---|---|---|
| 総合スコア(満点) | 310〜677 | 200〜500 |
| Listening Comprehension | 31〜68 | 20〜50 |
| Structure and Written Expression | 31〜68 | 20〜50 |
| Reading(Comprehension / and Vocabulary) | 31〜67 | 20〜50 |
総合スコアは、3セクションのスコアを合計し、10倍して3で割った値(おおまかには「3セクションの平均×10」)です。たとえばLevel 1で各セクションが60・58・56なら、(60+58+56)×10÷3=580点となります。各セクションのスコア自体も、単純な正答数ではなく、**正答数をテスト版ごとの難易度に合わせて変換した scaled score(換算点)**です。
出典: ETS『TOEFL ITP Scoring』
TOEFL ITPスコア早見表(CEFR対応の目安)
「自分のITPスコアがどのレベルなのか」を知るには、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)を補助線にするのがいちばん確実です。ETSはLevel 1について、各CEFRレベルに対応する最低スコアを公開しています。

| 総合スコア(Level 1) | CEFR | レベル感 | セクション最低点の目安(L / S / R) |
|---|---|---|---|
| 620〜677 | C1 | 上級 — 複雑な内容を理解・対応できる | 62 / 64 / 60 |
| 543〜619 | B2 | 中上級 — まとまった学術内容に対応できる | 55 / 53 / 55 |
| 433〜542 | B1 | 中級 — 日常的なやり取りに対応できる | 46 / 43 / 41 |
| 343〜432 | A2 | 初中級 — 基本的なやり取りができる | 38 / 32 / 33 |
総合スコアがCEFRの境目にあっても、セクションごとの最低点を満たしているかで対応レベルが変わります。たとえば総合543点でも、特定のセクションが基準を下回っていればB2と判定されないことがあります。
出典: ETS『TOEFL ITP Scoring』『TOEFL ITP Level 1 Score Descriptors』
TOEFL ITPは何点からすごい? — 500点・550点・600点の目安
「ITPは何点ですごいのか」「何点あればいいのか」は、用途によって変わります。CEFRを基準に整理すると、目安は次の通りです。
- 600点以上(C1手前〜C1) … 上級。難関大学院や交換留学の上位基準に届く層
- 550点前後(B2) … 多くの交換留学・大学院の英語要件で一つのラインになりやすい
- 500点前後(B1上位〜B2手前) … 学内や就活で「英語力がある」とされやすい目安。区切りとして意識されることが多い
- 450点前後(B1) … 中級。まずはここを土台に
- これ未満 … 基礎づくりの段階
「就活でTOEFL ITPは何点あればいい?」という質問も多いですが、就活で広く認知されているのはTOEIC L&Rで、ITPは大学が学内で使うテストという性格が強いです。ITPの点をアピールに使うなら、**500点前後(CEFR B1上位〜B2手前)**が一つの目安になります。ただし、基準を決めるのは各大学・各企業なので、最終的には自分の所属先・志望先の要件を確認してください。
ITPは「何点ですごいか」より「自分の大学や志望先が何点を求めているか」で見るのが正解です。同じ500点でも、交換留学の足切りなのか、院試の最低ラインなのかで意味がまったく変わります。まず要件を確認して、そこから逆算しましょう。
正答率・換算はどう考える? — 固定の換算表は存在しない
「ITPは正答率何%で何点?」「正答数からスコアを計算したい」という疑問はよくあります。結論から言うと、「正答率◯%=◯点」という固定の換算表は存在しません。
理由は、各セクションのスコアが単純な正答数ではなく、テスト版ごとの難易度差を調整する統計処理(equating)を経た scaled score だからです。難しい回と易しい回で同じ正答数でも、変換後のスコアは変わり得ます。市販の問題集などにある正答数→スコアの対応表は、あくまでおおよその概算・目安として使うものだと考えてください。
もう一つよくあるのが「ITPはiBTで何点相当か」という換算ですが、こちらもETSが公開する公式の1対1換算表はありません。両者は測る技能(ITPは発信系なし、iBTは4技能)も目的も違うためです。どうしても比較したいときは、両方が対応しているCEFRを補助線にするのが安全です(例:ITP 543点=B2、iBT旧72〜94点=B2)。
TOEFL ITPとiBTの違い
ここまでの内容を、iBTと並べて整理します。「自分が受けたのはどっちか」「出願に使えるのはどっちか」を間違えないことが大切です。

| 比較項目 | TOEFL ITP | TOEFL iBT |
|---|---|---|
| 主な用途 | 大学の学内テスト・院試・交換留学選考 | 海外大学・大学院への正式出願 |
| 満点 | 677(Level 1)/500(Level 2) | 6.0(新スケール)/旧120 |
| 技能 | Listening / Structure / Reading の3つ | 4技能(Speaking・Writing 含む) |
| 受験方法 | 大学が団体で実施(紙・デジタル) | 個人で申込み・受験 |
| 海外大学への出願 | 原則使えない | これが正式なスコア |
| スコアの送付 | 大学内で完結することが多い | ETSから大学へ公式送付 |
悪い例
大学で受けたITPのスコアを、そのまま海外大学の出願要件に使えると思い込む
良い例
出願にはiBT、学内・選考にはITPと使い分け、要件がどちらを指定しているか先に確認する
iBTのスコアの目安・レベル・確認や送付の手続きはTOEFLスコアの目安・レベル早見表で、TOEFLとTOEICの違い・換算はTOEFL・TOEICスコア換算と難易度比較で詳しく解説しています。
Level 1とLevel 2の違い
ITPには2つのレベルがあり、受験者の英語力に応じて使い分けられます。
- Level 1(中級〜上級向け) … 満点677点。大学・大学院レベルの英語力測定に使われる、最も一般的なバージョン。CEFRはA2〜C1をカバー。
- Level 2(初級〜中級向け) … 満点500点。問題数も時間も少なく、英語学習の初〜中期の力を測るのに向く。CEFRはA2〜B1中心。
どちらを受けるかは大学が指定するのが普通です。「自分のスコアの満点が677なのか500なのか」で、受けたレベルが分かります。
よくある質問(FAQ)
Q. TOEFL ITPの満点は何点ですか? Level 1の満点は677点、Level 2の満点は500点です。3セクション(Listening・Structure・Reading)のスコアから算出され、スピーキング・ライティングは基本的にありません。
Q. TOEFL ITP 500点はどのレベルですか? CEFRでB1上位〜B2手前あたりで、学内や選考で一つの区切りとされやすい目安です。540点を超えるとB2(中上級)の水準に入ります。
Q. TOEFL ITPは何点からすごいですか? CEFR B2にあたる550点前後で多くの交換留学・院の基準ラインに届き、600点以上はC1に近い上級層です。基準は大学ごとに違うので志望先の要件を確認してください。
Q. ITPの正答率とスコアの換算表はありますか? 正答数を難易度調整(equating)してスコア化するため、固定の「正答率=スコア」表はありません。問題集の対応表はあくまで概算の目安です。
Q. TOEFL ITPはiBTで何点相当ですか? ETSの公式換算表はありません。比較するなら両者が対応するCEFRを補助線にします(例:ITP 543点=B2=iBT旧72〜94点)。
Q. TOEFL ITPは留学出願に使えますか? 原則として使えません。海外大学への正式出願に使えるのはiBTです。ITPは大学の学内テストや交換留学の選考などに用いられます。
まとめ
TOEFL ITPは、大学が学内で使う団体向けのテストで、留学出願のiBTとは別物です。
要点をまとめると、次の通りです。
- 満点は677点(Level 1)/500点(Level 2)。3セクションでスピーキング・ライティングは基本なし
- CEFRが目安。Level 1で約543点=B2、620点=C1、433点=B1
- 正答率→スコアの固定表は無く、ITP↔iBTの公式換算も無い(CEFRで比較)
- ITPは原則、海外大学への正式出願には使えない(出願はiBT)
自分のスコアがiBTだった場合はTOEFLスコアの目安・レベル早見表を、語彙から学習を立て直すならTOEFLに必要な単語数と学習ロードマップを参考にしてください。ITPの先で実際に英語を「話す」段階に進むなら、AIで実践的にスピーキングを反復できるSpeechPassも活用してみてください。






