IELTSスピーキング 単語・語彙力の強化法【Lexical Resourceを上げる学習法】

IELTSスピーキング 単語・語彙力の強化法【Lexical Resourceを上げる学習法】

  • IELTSスピーキングの単語をどう増やせば、本番の回答で使えるようになるのか分からない
  • IELTSスピーキングの語彙力を伸ばして Lexical Resource のスコアを上げたい
  • IELTSスピーキングでイディオムはどこまで必要なのか整理したい

この記事では、IELTSスピーキングで語彙力をどう伸ばすと実戦で使いやすいかを整理し、Lexical Resource の考え方から、語彙の増やし方、言い換え練習、イディオムとの付き合い方まで解説します。

実は、難しい単語を増やすだけでは Lexical Resource は上がりにくく、使える語彙を増やす方が重要です。

最後まで読むと、何を覚えるべきか、どう練習すべきかが見えやすくなり、語彙学習をスピーキングのスコアに直結させやすくなります。

この記事をざっくり言うと?
  • Lexical Resource は難しさより「自然に使える語彙の幅」で評価されやすい
  • トピック別に語彙を整理し、言い換え表現を2〜3個持つと回答の厚みが出る
  • イディオムは無理に入れず、基本語で明確に話せる土台を優先する

Lexical Resourceとは何か――IELTSスピーキングの語彙評価

Lexical Resourceとは何か――IELTSスピーキングの語彙評価の図解

Lexical Resource は、単に難しい単語を知っているかを見る観点ではありません。語彙の幅、自然さ、言い換えの柔軟さの3つが見られています。

IELTSスピーキングでは、伝えたいことをその場に合う語で表現できるかが重要です。同じ意味でも、文脈に合う語を選べるか、同じ単語の繰り返しを減らせるかで試験官の印象は変わります。

たとえば、何でも goodbad で済ませるより、usefuleffectivestressfulconvenient のように場面に応じて選べる方が自然です。

観点弱く見えやすい状態強く見えやすい状態
語彙の幅同じ語ばかり繰り返す文脈に応じて少し言い換えられる
自然さ不自然な難語を無理に使う基本語でも使い方が自然
柔軟さ想定外の質問で語が出ない知っている語で言い換えられる
コロケーション単語の組み合わせが不自然よく使われる組み合わせで話せる

ここで大事なのは、難しさではなく適切さです。Lexical Resource は「伝えたいことを自然に言い換えられる力」と考えると整理しやすくなります。

学習全体の設計はIELTSスピーキング勉強法、回答の骨組みはIELTSスピーキングテンプレートも参考になります。

Saki先生
Saki先生

語彙対策で伸びやすいのは、「知らない単語を覚える」ときより、「知っているけど口から出ない単語を使えるようにする」ときです。ここを意識すると勉強が回答に結びつきやすくなります。

難しい単語より大切なこと――使える語彙の考え方

難しい単語より大切なこと――使える語彙の考え方の図解

IELTSスピーキングの語彙対策で本当に大切なのは、難しい単語を増やすことより、使える語彙を増やすことです。言い換え、コロケーション、自然さの3つがそろうと、回答の厚みが出やすくなります。

IELTS語彙学習のノート

たとえば important を覚えるだけでは足りません。important decisionimportant skillimportant issue のように、どんな語と一緒に使いやすいかまで分かると、本番で出やすくなります。

悪い例

難語リストだけ増やし、意味だけ覚えて例文を作らない

良い例

よく出るトピックごとに語彙を整理し、自分の例文で使う

コロケーションの意識も重要です。strong rain より heavy rain が自然であるように、単語は単体でなく組み合わせで覚えた方が使いやすくなります。Lexical Resource で評価されやすいのは、まさにこの「組み合わせの自然さ」です。

不自然な組み合わせ自然な組み合わせ
strong rainheavy rain
do a decisionmake a decision
big problem(繰り返しがち)serious issue / major challenge
Saki先生
Saki先生

語彙学習で伸びやすいのは、「知っているけど使えない単語」を「自分の頻出トピックで使える単語」に変えるときです。暗記量より運用回数の方が大事です。

学習法全体は英語スピーキング上達法、実践へのつなげ方は英語スピーキング練習法も役立ちます。

Saki @SpeechPass編集部

TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外MBA取得

IELTS対策で語彙を増やそうと難しい単語帳に手を出した時期がありましたが、本番ではほとんど出てきませんでした。結局、自分の回答で実際に使った語彙だけがスコアに反映されると気づいてから、トピック別に5語ずつ例文を作る方法に切り替えました。

IELTSスピーキング向け語彙の増やし方

IELTSスピーキング向け語彙の増やし方の図解

語彙を増やすなら、トピック別に整理するのが最も効率的です。IELTSスピーキングでは、仕事、勉強、趣味、住む場所、テクノロジー、環境、教育のようなテーマが繰り返し出題されます。

おすすめは、1テーマにつき次の3層で語彙を集める方法です。

  1. 基本語彙 ― そのテーマで必ず使う語
  2. 言い換え語彙 ― 基本語の別表現
  3. 自分の例文で使う語彙 ― 自分の経験に結びつけた表現

たとえば「仕事」なら、jobworkplacecolleaguework-life balanceflexible schedule などをまとめ、そのあと自分の答えで使える例文に変えます。

テーマ基本語彙言い換え候補使いやすい例文の一例
勉強study, subject, examrevise, prepare, academicI tend to revise before bed.
仕事job, office, teamcolleague, schedule, workloadMy workload has increased recently.
趣味hobby, enjoy, free timerelaxing, creative, rewardingI find cooking quite rewarding.
環境environment, pollutioneco-friendly, sustainableSustainable products are becoming popular.
テクノロジーtechnology, devicedigital, innovativeInnovative apps have changed daily life.

新しい語彙は、1日に大量に増やすより「1テーマ5語」くらいで十分です。少量でも、自分の答えで使える形にした方が定着しやすくなります。

直前期の整理にはIELTSスピーキング直前対策、Part別の出題感覚にはIELTSスピーキング練習問題まとめも参考になります。

テーマ別整理が有効なのは、質問を聞いた瞬間に関連語が出やすくなるからです。単語帳をアルファベット順で覚えるより、「教育ならこの語」「趣味ならこの語」とまとまりで持っておく方が、スピーキングでは取り出しやすくなります。

IELTSスピーキングの言い換え力を鍛える方法

IELTSスピーキングの言い換え力を鍛える方法の図解

IELTSスピーキングの語彙力を伸ばすときに欠かせないのが、パラフレーズ(言い換え)です。同じ意味を少し違う表現で言えるようになると、回答が単調になりにくくなります。

たとえば、important ばかり使う代わりに、valuableessentialsignificant を状況に応じて使い分けるだけでも厚みが出ます。ただし、完全な同義語として機械的に覚えるのではなく、どんな文脈で使いやすいかを意識する方が安全です。

よく使いがちな語言い換え候補使いやすい文脈
importantessential, significantessential for daily life
goodbeneficial, effectiveeffective way to learn
badharmful, problematicharmful to the environment
manynumerous, a wide range ofa wide range of options

悪い例

単語だけ見て和訳を覚え、類義語リストを読むだけで終える

良い例

自分の回答を録音し、同じ語の繰り返しを探して次回は1つ言い換えを足す

言い換え練習として使いやすいのは次の方法です。

  1. 1つの質問に対して、同じ内容を2回言う
  2. 2回目は形容詞か動詞を1つ変える
  3. 3回目は理由の言い方も少し変える

この方法なら、実際のスピーキングで使える言い換えが自然に増えていきます。完全な同義語を探しすぎない方が使いやすいです。少し意味の角度が違っていても、その場面で自然に使えるなら十分です。

フィラーやつなぎ表現は英語フィラーの記事、AI相手の反復練習はChatGPTを使った練習法も参考になります。

Saki @SpeechPass編集部

TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外MBA取得

言い換え練習で効果があったのは、録音した自分の回答で同じ形容詞を3回以上使っている箇所を見つけて、1つだけ別の表現に変えて再録音する方法でした。1回につき1語だけ変える、というルールにすると負担が少なく続けやすかったです。

IELTSスピーキングでイディオムはどこまで使うべきか

イディオムは使えれば便利ですが、多ければよいわけではありません。むしろ、不自然な使い方をすると逆効果になりやすいです。

IELTSスピーキングで大切なのは、印象的なイディオムを入れることより、自然に伝わることです。普段から自分の口になじんでいる表現でない限り、無理に増やしすぎない方が安全です。

悪い例

毎回の答えに1つイディオムを入れようとして文脈に合わない

良い例

本当に使い慣れたものだけに絞り、基本語で話せる土台を優先する

イディオムの使い方試験官の印象リスク
自然に出る1〜2個好印象になりやすい低い
毎回無理に入れる不自然に聞こえやすい高い
まったく使わないマイナスにはなりにくいほぼなし

イディオムは「入れれば得」というより、「自然に出るならプラスになりうる」くらいに考える方が無理がありません。一方で、まったく避ける必要もないです。普段から使い慣れている表現があれば、それをそのまま使う方が自然です。

Saki先生
Saki先生

イディオムは、入れればスコアが上がる魔法の道具ではありません。自分の口から自然に出ないなら、基本語で明確に話せる方がずっと強いです。加点を狙って無理に増やさないことが大切です。

練習法全体は英語スピーキング練習法、苦手の整理はスピーキングの難しさに関する記事も役立ちます。

語彙を定着させる練習5つ

覚えた語彙を口から出るようにするには、反復の形が重要です。定着に使いやすいのは次の5つです。

  1. 例文化 ― 新しい語彙を短い例文にする
  2. 録音 ― その例文を使って実際に話してみる
  3. 言い換え ― 同じトピックで別の表現に変えてみる
  4. 間隔反復 ― 1週間後にもう一度使う
  5. トピック紐づけ ― 自分の頻出テーマに結びつける

この5つに共通するのは、「読む」より「使う」を増やすことです。5語覚えたら、その5語を使って Part1 の質問に答えるだけでも十分な練習になります。

手順やること目的所要時間の目安
15語選ぶ覚える量を絞る5分
2例文を作る文脈で覚える10分
3録音する口から出るか確認する10分
4再回答する言い換え力をつける10分
51週間後に再使用する長期記憶に残す10分

語彙は「覚えた量」より「再利用回数」の方が重要です。1回見ただけの20語より、3回使った5語の方が本番で出やすくなります。

語彙定着でおすすめなのは、「新出語彙を使う日」と「復習語彙を使う日」を分けることです。毎回新しい語ばかり追うより、前週の語彙を再利用する日を作った方が、実際の運用力は上がりやすくなります。

AI活用はChatGPTを使った練習法、独学設計は英語スピーキング独学法も参考になります。

Saki先生
Saki先生

語彙定着のコツは「1日5語を3日間使い回す」ことです。新しい語を毎日増やすより、同じ語を違う質問で何度も使ってみてください。それだけで口から出やすくなります。

やってはいけないIELTSスピーキング語彙学習の失敗6つ

語彙学習で失敗しやすいのは、「知識」と「運用」がつながっていないパターンです。

失敗パターンなぜ問題か改善の方向
難語だけ覚える本番で口から出ない基本語の使い分けを優先する
イディオムを乱用する不自然さでマイナス評価になりうる使い慣れたものだけに絞る
使わないまま暗記する認識語彙のまま定着しない必ず例文で声に出す
意味だけ見て終わるコロケーションが身につかない組み合わせごと覚える
トピック別に整理しない質問に対して引き出しにくいテーマ単位でまとめる
復習しない1週間で忘れる間隔をあけて再使用する

悪い例

新しい語を何個覚えたかを基準にする

良い例

今週の回答で何個使えたかを基準にする

ノートが増えても、口から出なければ Lexical Resource の改善にはつながりにくいです。語彙学習がうまく回っているかを確認するには、「新しい語を何個覚えたか」ではなく、「今週の回答で何個使えたか」を見る方が正確です。

苦手の整理はスピーキングの難しさに関する記事、直前期の見直しはIELTSスピーキング直前対策も参考になります。

まとめ

IELTSスピーキングの単語・語彙力を伸ばしたいときは、難しい語彙を集めるより、話せる形に変えていくことが大切です。Lexical Resource は、難しさより運用力、言い換え、自然さで評価されやすいからです。

語彙はトピック別に増やし、例文にして、録音で使い、1週間後にもう一度使う流れにすると定着しやすくなります。まずは頻出トピックを1つ選び、そのテーマで使えそうな語彙を5個だけ自分の例文にして声に出すところから始めてみてください。

AIを活用したスピーキング練習に興味があれば、SpeechPassでトピック別の語彙練習を試すこともできます。

公開: 2026-04-11

著者

Saki

Saki

TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外MBA取得

日本で生まれ育ち、留学経験なしの独学で英語を習得。シャドーイング、音読、ディクテーション、単語帳、オンライン英会話など、さまざまな勉強法を試し、本当に効果があった方法を見極めてきました。

試行錯誤を重ねながらスコアを一気に伸ばし、海外MBAにも入学・取得。英語の先生として3年間指導した経験もあります。今では外資系企業のグローバルチームで、外国人上司に直接レポートしながら英語で毎日仕事をしています。

できるだけお金をかけずに独学で英語力を伸ばしたい方、留学やMBA進学に向けてスコアアップを目指している方を全力で応援しています。高額な塾や教材に頼らなくても、正しい方法と継続さえあれば、目標スコアは必ず達成できます。

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