- IELTSスピーキングの参考書はどれを選べばいいか分からない
- 独学向けと通学向けで教材の選び方がどう違うのか知りたい
- IELTSスピーキングの本は何冊そろえれば十分なのか知りたい
この記事では、IELTSスピーキング対策に使いやすい参考書・教材の選び方を、独学・通学別、目標スコア別に整理して解説します。
実は、ランキング上位の本を買うことより、自分の弱点に合う1冊を選んで使い切る方がずっと大事です。何冊も買い足すより、1冊を深く使う方が結果的にスコアにつながりやすいです。
- IELTSスピーキングの参考書は**ランキングより「自分の弱点に合うか」**で選ぶ方が失敗しにくい
- 独学なら解説と音声が充実した教材、通学ならレッスンとの相乗効果が出やすい教材が正解
- 基本は公式1冊+解説本1冊の計2〜3冊で十分。買い足すより1冊を3周する方がスコアは伸びやすい
この記事を読めば、IELTSスピーキングの教材選びで迷いにくくなり、買った後にどう使えば効果が出るかまでイメージできます。
TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外MBA取得
IELTSスピーキング参考書を選ぶ前に見るべき4つのポイント


IELTSスピーキングの参考書を選ぶときに、人気順やランキングだけで決めると失敗しやすいです。まずは以下の4つのポイントを確認してから選ぶ方が、自分に合う教材に出会いやすくなります。
1. 今のレベルに合っているか
自分の現在のスコアや英語力に合っていない教材を使うと、難しすぎて挫折するか、簡単すぎて学びが少ないかのどちらかになります。目安として、「内容の7〜8割は理解できるが、自分で答えるのは難しい」レベルが適切です。
2. 目標スコアに合っているか
5.5を目指す人と7.0を目指す人では、必要な教材のタイプが違います。基本の型を学ぶ本なのか、自然な表現や抽象的な質問への対応を扱う本なのか、目標に合わせて選ぶ必要があります。
3. 音声素材が付いているか
IELTSスピーキングは面接形式の試験です。模範解答を目で読むだけでなく、耳で聞いてリズムや発音を確認できる教材の方が、実戦での対応力につながりやすいです。
4. 解説やフィードバックの量は十分か
独学の場合は特に、模範解答だけでなく「なぜこの答えが良いのか」「どこを改善すれば良いのか」の解説がある教材が重要です。解説が薄い本は答え合わせで終わってしまい、改善点が見えにくいです。
| チェック項目 | 確認すべきこと | 独学での重要度 |
|---|---|---|
| レベル適合 | 内容の7〜8割が理解できるか | 高 |
| 目標スコア対応 | 5.5向け/6.5向け/7.0+向けの区別 | 高 |
| 音声素材 | 模範解答の音声が付いているか | 中〜高 |
| 解説量 | 「なぜ良い答えか」の説明があるか | 高(独学は特に) |
教材選びでは「有名かどうか」より「今の自分の弱点に合うかどうか」を先に見る方が失敗しにくいです。ベストセラーでも、自分のレベルや目標に合っていなければ効果は半減します。
IELTSスピーキングのPart別の形式を先に知りたい場合はPart 1の練習問題の記事やPart 2の練習問題の記事が参考になります。
教材を選ぶ前に「自分が今つまずいているのはどこか」を1つ特定しておくと、選ぶ基準がはっきりします。語彙なのか、構成なのか、発音なのか。弱点が分かっていないまま教材を選ぶと、結局あれこれ手を出しがちです。
独学向けIELTSスピーキング教材タイプランキング

独学でIELTSスピーキングを対策する場合、講師からの説明がない分、教材自体の完成度が重要になります。以下のタイプを優先度順に紹介します。
第1位: 公式教材・公式問題集
IELTSの運営元(British Council / IDP / Cambridge)が出している公式教材は、試験形式を正確に反映しているため、最も信頼性が高いです。本番の出題傾向を掴むために、最低1冊は持っておきたいです。
- 強み: 問題の質が本番に近い。音声付き
- 使い方: 模擬試験として使い、録音して聞き返す
第2位: 解説が厚い対策本
問題に対する模範解答だけでなく、「なぜこの答えが高スコアになるのか」「どこを改善すれば良いか」まで解説している本です。独学者にとっては、講師の代わりになる存在です。
- 強み: 自分で振り返りができる。弱点の特定がしやすい
- 使い方: 自分の回答と模範解答を比較し、差分を分析する
第3位: 音声つき教材
模範解答の音声が収録されている教材です。IELTSスピーキングは面接形式なので、文字だけでなく音声で「どう話すか」を確認できる方が実戦的です。
- 強み: 発音、リズム、イントネーションを耳で確認できる
- 使い方: シャドーイングや音読の素材としても使える
第4位: 模範解答が充実した本
さまざまなトピックに対する模範解答が豊富に収録されている本です。Part 1〜3の各パートに対応した解答例があると、答え方のパターンを幅広く学べます。
- 強み: 答え方のバリエーションが増える
- 使い方: 丸暗記ではなく、構造を分析して自分の言葉に置き換える
| 教材タイプ | 独学での使いやすさ | 解説の充実度 | コスト目安 | こんな人に合う |
|---|---|---|---|---|
| 公式問題集 | 高 | 中 | 3,000〜5,000円 | 全員(まず1冊) |
| 解説厚め対策本 | 高 | 高 | 2,000〜4,000円 | 弱点を自分で見つけたい人 |
| 音声つき教材 | 中〜高 | 中 | 2,000〜3,500円 | 発音・リズムを鍛えたい人 |
| 模範解答集 | 中 | 低〜中 | 1,500〜3,000円 | 表現の幅を広げたい人 |
独学の人は、問題数の多さだけでなく「1人でも振り返りができるか」を重視した方がいいです。解説が薄い本は、答え合わせで終わってしまいがちです。模範解答の「なぜ」が分かる本を選ぶと、自己学習の質が上がります。
Part 3の抽象的な質問への対応はPart 3の練習問題の記事が参考になります。基礎から固めたい場合は初心者向けのスピーキング対策記事も役立ちます。
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通学・スクール併用向けおすすめ教材タイプランキング

通学やスクールを利用している場合は、教材単体の完成度よりも、レッスンとの相乗効果が出やすいかが重要です。
第1位: 宿題に使いやすい問題集
レッスンで学んだことを復習できる、問題数が豊富な教材です。講師からの解説があるため、教材自体の解説は薄くても問題ありません。
- 強み: レッスンの復習に最適。反復練習がしやすい
- 選び方: Part 1〜3が網羅されていて、1問ずつ取り組みやすい構成のもの
第2位: 予習・復習に向く本
レッスン前の予習や、レッスン後の復習に使いやすい教材です。テーマ別に整理されているものが使いやすいです。
- 強み: レッスンの効果を最大化できる
- 選び方: トピック別に分かれているもの。レッスンのテーマに合わせて使える
第3位: 弱点補強に特化した本
語彙、文法、発音など、特定のスキルに焦点を当てた教材です。レッスンで指摘された弱点を集中的に補強するのに向いています。
- 強み: 弱点にピンポイントで対応できる
- 選び方: 講師に弱点を聞いてから、それに合う教材を選ぶ
| 教材タイプ | レッスンとの相性 | 解説の必要度 | 使うタイミング |
|---|---|---|---|
| 問題集(宿題用) | 高 | 低(講師が補う) | レッスン後の復習 |
| テーマ別教材 | 高 | 中 | レッスン前の予習 |
| スキル特化本 | 中 | 中〜高 | 弱点が明確になった時 |
通学の場合、教材を自分で選ぶ前に講師に相談するのが一番効率的です。「今の自分に合う教材はどれか」を聞けば、無駄な出費を避けやすくなります。
Part 2の長めの回答を練習したい場合はPart 2の練習問題の記事が参考になります。解答の型を作りたい場合はスピーキングのテンプレート記事も役立ちます。
悪い例
講師に聞かず、ネットのランキングだけで教材を3冊買って始める
良い例
講師に弱点を聞いてから、それに合う教材を1冊選んで始める
目標スコア別:IELTSスピーキングにはどんな本を選ぶべきか

目標スコアによって、必要な教材のタイプと使い方が変わります。自分のターゲットに合った教材を選ぶことで、限られた時間を効率的に使えます。
5.5前後を目指す場合
基本の型と頻出質問を学べる教材が最優先です。この段階では、答え方のパターンを1つ覚えて安定して使えることが目標です。
| 優先する教材 | 理由 |
|---|---|
| 基本の型・テンプレート本 | まず「答えられる」状態を作る |
| 頻出質問集 | よく出る質問に慣れておく |
| 音声付き教材 | 発音とリズムの基礎を作る |
この段階ではPart 1の質問に安定して答えられることが最優先です。難しい本に手を出すより、基本の型を体に染み込ませる方がスコアに直結します。
6.0〜6.5を目指す場合
模範解答と自分の回答を比較して、改善ポイントを見つけられる教材が必要です。「答えられるが、もっと良くしたい」段階に入ります。
| 優先する教材 | 理由 |
|---|---|
| 解説が厚い対策本 | 改善ポイントを自分で特定する |
| 模範解答集 | 表現のバリエーションを増やす |
| 公式問題集 | 本番に近い問題で実戦練習する |
6.0〜6.5を狙う段階では、Part 2のロングターンで2分間話し続ける力と、Part 3で意見を論理的に展開する力が求められます。この2つのパートに重点を置いた教材を選ぶと効率的です。
7.0以上を目指す場合
自然な表現力、抽象的な質問への対応力、論理的な構成力が求められます。この段階では、教材だけでなくフィードバック付きの練習も必要になることが多いです。
| 優先する教材 | 理由 |
|---|---|
| 上級者向け対策本 | 抽象的な質問への対応パターンを学ぶ |
| 英語のニュース・ポッドキャスト | 自然な表現と話題を増やす |
| 公式問題集(最新版) | 最新の出題傾向を把握する |
7.0以上では、教材で学べる「型」だけでは足りなくなります。日常的に英語で考える習慣や、幅広いトピックへの対応力を養うために、教材以外のインプットも意識的に増やす段階です。
悪い例
今のレベルに合っていない上級本をいきなり使う。内容が難しすぎて挫折する
良い例
今の課題を1段階上のレベルで補える本を選ぶ。7割理解できるレベルが目安
Part 1とPart 3の難易度差を体感したい場合はPart 1の練習問題の記事とPart 3の練習問題の記事を比較してみてください。
TOEIC 980 / TOEFL iBT 106 / IELTS 7.5(CEFR C1)/ 海外MBA取得
IELTSスピーキング参考書を買っても伸びない人の失敗7つ

IELTSスピーキングの教材を買ったのに思うようにスコアが伸びない場合、以下の失敗パターンに当てはまっていないか確認してみてください。
1. 教材を買いすぎる
「これも良さそう」「あれも気になる」と何冊も買い足してしまうパターンです。1冊をしっかり使い切る方が、3冊を浅く触るよりも効果的なことがほとんどです。
2. レベルが合っていない
今の自分にとって難しすぎる、または簡単すぎる教材を使っているパターンです。内容の7〜8割が理解できるレベルが適切です。
3. 音読だけで終わる
模範解答を音読しているだけで、自分の言葉で答える練習をしていないパターンです。音読は土台づくりには有効ですが、それだけではスピーキング力は伸びにくいです。
悪い例
模範解答を声に出して読んで終わり。内容を覚えた気になる
良い例
模範解答の構造を分析した後、自分の言葉で同じ質問に答えてみる
4. 録音しない
自分の回答を録音して聞き返していないパターンです。録音は、独学でできる最も効果的な弱点発見の方法です。聞き返すと、詰まる箇所や不自然な表現が客観的に分かります。
5. 模範解答を読むだけ
模範解答を読んで「なるほど」と思って終わるパターンです。模範解答は「読むもの」ではなく「自分の回答と比較するもの」として使う方が効果的です。
6. 同じ問題にやり直しをしない
1回答えたら次の問題に進んでしまうパターンです。同じ問題に対して改善点を意識して再回答することで、修正が定着しやすくなります。
7. ランキングだけで決める
ネットのランキングや口コミだけで教材を選んでいるパターンです。ランキング上位の本が自分に合うとは限りません。自分のレベルと弱点に合うかを確認してから購入する方が失敗しにくいです。
本を増やす前に、今の1冊をどれだけ使い切れているか振り返ってみてください。1冊を3周する方が、3冊を1周ずつやるよりも定着しやすいことは多いです。
教材が悪いのではなく、使い方が合っていないだけのケースがほとんどです。「模範解答を読む→自分で答える→録音して聞き返す→改善して再回答」のサイクルを回せば、どの教材でも効果は出やすくなります。
問題演習の回し方はTOEFLスピーキングの過去問活用の記事が参考になります。基礎の積み方は初心者向けのスピーキング対策記事も役立ちます。
IELTSスピーキング参考書・教材を効果的に使う勉強法5つ

教材を活かすには、「読む」だけでなく「使う」設計が大切です。以下の5つのステップで進めると、同じ教材でも得られる効果が大きく変わります。
1. まず1冊に絞る
複数の教材を同時に使うと、どれも中途半端になりがちです。まずは1冊を選び、最低3周するつもりで取り組むのが効果的です。1周目は全体を通す、2周目は弱点に集中、3周目は本番を意識して時間を計る、と目的を変えて回すと飽きにくいです。
2. 録音して自分の回答を聞く
問題に答えたら、必ず録音して聞き返します。自分の回答を客観的に聞くことで、詰まる箇所、不自然な表現、時間配分の問題点が見えてきます。スマートフォンのボイスメモで十分です。
3. 模範解答と比較する
自分の回答と模範解答を比較して、「何が違うか」を分析します。構成が違うのか、語彙が違うのか、具体例の出し方が違うのかを特定すると、改善の方向性が明確になります。
| 比較ポイント | チェック内容 |
|---|---|
| 構成 | 意見→理由→例→結論の順になっているか |
| 語彙 | 同じ表現を繰り返していないか |
| 具体性 | 抽象的すぎないか。具体例が入っているか |
| 長さ | 短すぎないか。時間内に収まっているか |
| 流暢さ | 不自然な間や言い直しが多くないか |
4. 同じ問題に再回答する
比較で見つかった改善点を意識して、同じ問題にもう一度答えます。「1回目→分析→2回目」のサイクルが、教材を活かす最も効果的な方法です。2回目で改善できていれば、修正が定着し始めている証拠です。
5. 週ごとに弱点を見直す
1週間の練習を振り返って、繰り返し出てくる弱点を1つ特定します。次の1週間はその弱点に集中して改善する、という形で進めると効率的です。弱点の記録はノートでもスマートフォンのメモでも構いません。
悪い例
毎日新しい問題を解くだけ。振り返りや改善のサイクルがない
良い例
問題を解く→録音→模範解答と比較→同じ問題に再回答。週1で弱点を見直す
教材は「読むもの」というより「答えて直すための道具」として使った方が伸びやすいです。1冊の教材を3回使い回す人と、3冊を1回ずつ読む人では、前者の方がスコアは上がりやすい傾向があります。
問題演習の考え方はTOEFLスピーキングの過去問活用の記事が参考になります。Part 2の練習にはPart 2の練習問題の記事も役立ちます。
結局IELTSスピーキングの本は何冊あれば十分か
IELTSスピーキング対策に必要な教材の冊数は、基本的には2〜3冊で十分です。それ以上買い足す前に、手元の教材を使い切れているか確認した方がよいです。
おすすめの教材構成
| 種類 | 役割 | 優先度 |
|---|---|---|
| 公式教材 1冊 | 本番の形式と出題傾向を掴む | 最優先 |
| 解説が厚い対策本 1冊 | 弱点の特定と改善に使う | 優先 |
| 補助教材 1冊 | 語彙・表現の幅を広げる | 必要に応じて |
買い足すタイミングの目安
- 手持ちの教材を2周以上やった
- 特定の弱点(語彙、Part 3の抽象質問など)が明確になった
- 模擬試験用の問題が足りなくなった
逆に、1冊を1周もしていないのに別の教材を買い足すのは避けた方がよいです。教材の数を増やすより、今ある教材の使い方を見直す方が先決です。
最初からたくさんそろえるより、公式教材1冊+解説本1冊の2冊からスタートして、足りない部分が見えたら補助教材を足す、という流れが最も無駄がありません。
TOEFLとIELTSの違いを比較したい場合はTOEFL vs IELTS比較記事が参考になります。スコアの目安を知りたい場合はスコアガイドの記事も役立ちます。
まとめ
IELTSスピーキングの参考書を選ぶときに大切なのは、ランキング上位を追うことではなく、自分のレベル・目標スコア・学習スタイルに合った教材を使い切ることです。
今回のポイントをまとめると、次の通りです。
- 教材選びは人気よりも自分との相性が大事
- 独学なら解説と音声が充実した教材の価値が高い
- 通学併用ならレッスンとの相乗効果が出やすい教材を選ぶ
- 目標スコアによって合う教材タイプは変わる
- 何冊も買うより1冊を深く使う方が効果的なことが多い
- 「読む→答える→録音→比較→再回答」のサイクルが教材を活かす鍵
- 基本的には2〜3冊あれば十分
最初の一歩としては、今の自分の目標スコアを1つ決めて、それに合うタイプの教材を1冊だけ選び、録音しながら使ってみるのが効果的です。
AIを活用した練習を教材と組み合わせたい場合は、SpeechPassでIELTSスピーキングの模擬練習を試すこともできます。





