- IELTSスピーキングで質問がわからない時にどうすればいいか知りたい
- IELTSスピーキングで聞き返すのは失礼ではないか不安
- IELTSスピーキングで沈黙してしまうのが怖い
この記事では、IELTSスピーキングで質問が聞き取れなかった時に使える聞き返し表現、確認フレーズ、沈黙を防ぐ立て直し方を分かりやすく解説します。
実は、黙り込むより、短く自然に確認する方がずっと安全です。聞き返すこと自体は減点対象ではありません。適切な表現で確認すれば、むしろコミュニケーション能力の証明になります。
この記事を読めば、本番で質問が分からなかった時でも、慌てずに立て直しやすくなります。
IELTSスピーキングで質問がわからない時はどうすべきか

IELTSスピーキングで質問が聞き取れなかった時、最も避けたいのは黙って止まることです。IELTSスピーキングは対話形式の試験なので、分からない時は短く確認して会話を続ける方が自然であり、評価にもプラスに働きやすいです。
質問が分からない時の3つの原則
| 原則 | 内容 |
|---|---|
| 黙らない | 沈黙が長くなるほど、fluencyの評価に影響しやすい |
| 短く確認する | 長い言い訳をせず、1文で聞き返す |
| 確認後すぐ答えに戻る | 聞き返し→答え、の流れをスムーズにする |
聞き返すこと自体は問題ありません。日常の英会話でもネイティブスピーカー同士が聞き返すことは普通にあります。大事なのは、確認の仕方が自然であることと、確認後にすぐ答えに入ることです。
質問が分からない時は「完璧に聞き取れなかった自分」を責めるのではなく、短く確認して前に進む方が実戦的です。聞き返しは「コミュニケーション力の一部」として評価される場合もあります。
Part 1の質問パターンはPart 1の練習問題の記事、Part 3の抽象的な質問はPart 3の練習問題の記事で確認できます。
聞き返す時に使える基本フレーズ集

質問が聞き取れなかった時に使える基本フレーズを、場面別に整理します。3〜4個覚えておけば十分です。
全く聞き取れなかった時
質問が全く聞こえなかった、または完全に聞き逃した場合に使います。
| フレーズ | ニュアンス | 丁寧さ |
|---|---|---|
| Could you repeat that, please? | もう一度言ってもらえますか | ★★★ |
| Sorry, I didn't catch that. | すみません、聞き取れませんでした | ★★★ |
| Could you say that again, please? | もう一度お願いできますか | ★★★ |
| Pardon? | え?(短い聞き返し) | ★★☆ |
速すぎて聞き取れなかった時
質問のスピードが速くて追いつけなかった場合に使います。
| フレーズ | ニュアンス |
|---|---|
| Could you say that a little more slowly, please? | 少しゆっくりお願いします |
| Sorry, could you speak a bit slower? | もう少しゆっくり話していただけますか |
一部だけ聞き取れなかった時
質問の大部分は分かったが、一部の単語や表現が分からなかった場合に使います。
| フレーズ | ニュアンス |
|---|---|
| Sorry, what was the last part? | 最後の部分をもう一度お願いします |
| Could you repeat the last part of the question? | 質問の最後の部分をもう一度お願いします |
聞き返し表現は長く覚える必要はありません。短くて自然なものを3つくらい持っておけば十分です。おすすめは「Could you repeat that, please?」「Sorry, I didn't catch that.」「Could you say that again?」の3つ。これだけで大抵の場面に対応できます。
教材の選び方はIELTSスピーキングの教材記事が参考になります。基礎の作り方は初心者向けのTOEFLスピーキング対策記事も役立ちます。
質問の意味を確認したい時の英語表現

音は聞こえたけれど、質問の意味がはっきりしない場合があります。特にPart 3の抽象的な質問で起こりやすいケースです。この場合は、聞き返しではなく「意味の確認」をする方が適切です。
意味を確認するフレーズ
| フレーズ | 使う場面 | 例 |
|---|---|---|
| Do you mean ...? | 自分の理解が合っているか確認する | "Do you mean the impact on education?" |
| What do you mean by ...? | 特定の単語や表現の意味を聞く | "What do you mean by 'societal changes'?" |
| Could you rephrase the question, please? | 質問を別の言い方で言い直してもらう | (質問全体が分かりにくい時) |
| Are you asking about ...? | 質問の方向性を確認する | "Are you asking about the advantages or disadvantages?" |
使い方の例
試験官の質問: "How do you think urbanization affects community bonds?"
確認の仕方: "Sorry, do you mean how living in cities changes the way people connect with each other?"
試験官: "Yes, that's right."
回答: "Well, I think urbanization can weaken community bonds because ..."
このように、自分の理解を確認してから答えると、的外れな回答を避けられます。
Part 3で抽象的な質問が来た時、「Do you mean ...?」で自分の理解を確認するのは非常に有効です。的外れな回答を長々と話すより、5秒使って確認してから正確に答える方が、はるかに高い評価につながります。
Part 3の質問パターンはPart 3の練習問題の記事で確認できます。解答の型はTOEFLスピーキングのテンプレート記事も参考になります。
沈黙しそうな時に使える立て直しフレーズ

質問は理解できたけれど、すぐに答えが浮かばない時があります。この場合、短いつなぎフレーズを使って考える時間を自然に作ることができます。
考える時間を作るフレーズ
| フレーズ | ニュアンス | 使いやすさ |
|---|---|---|
| Well, let me think about that for a moment. | 少し考えさせてください | ★★★ |
| That's an interesting question. | 興味深い質問ですね(ワンクッション) | ★★★ |
| I would say ... | 〜だと思います(意見の導入) | ★★★ |
| Hmm, I haven't really thought about that before, but ... | 考えたことがなかったですが... | ★★☆ |
| From my point of view, ... | 私の視点からすると... | ★★☆ |
立て直しの流れ
悪い例
質問を聞く → 答えが浮かばない → 長い沈黙 → パニック → 支離滅裂な回答
良い例
質問を聞く → つなぎフレーズで間を作る → 短い意見を言う → 理由を足す
具体例:
試験官: "Do you think technology has improved education?"
✅ "Well, that's an interesting question. I would say yes, technology has improved education in many ways. One reason is that students now have access to online resources that weren't available before. For example, ..."
時間稼ぎフレーズは「考えるための逃げ道」ではなく、「答えに入るための橋」として使うのが大事です。"Let me think..." と言ったら、3秒以内に何か意見を言い始めましょう。橋を渡り始めたら、止まらずに進む意識が大切です。
スコアの評価基準はIELTSスピーキングのスコア記事が参考になります。苦手意識の整理はTOEFLスピーキングの難しさを解説した記事も役立ちます。
Part 1、Part 2、Part 3での使い分け

聞き返しや確認の仕方は、Partによって少し変えると自然です。各Partの特徴に合わせた使い分けを整理します。
Part 1:短くシンプルに聞き返す
Part 1は短い質問が連続で来るパートです。聞き返しもシンプルに済ませましょう。
- 使いやすいフレーズ: "Sorry, could you say that again?"
- 注意点: 短い質問なので、何度も聞き返すと不自然。1回で十分
- 立て直し: "Well, I think ..." で即座に回答に入る
Part 2:メモ準備の中で落ち着いて確認する
Part 2はcue cardが渡されるため、質問が聞き取れないケースは少ないです。ただし、cue card内の表現が分からない場合は、準備時間中に確認できます。
- 使いやすいフレーズ: "Excuse me, what does this mean here?"
- 注意点: 準備時間の1分は貴重。確認は早めに済ませてメモに集中する
- 立て直し: スピーチ中に詰まったら、"Another thing I'd like to mention is ..." で話題を切り替える
Part 3:抽象語や意味の確認が重要
Part 3は最も聞き返しが必要になりやすいパートです。抽象的な質問が多いため、音は聞こえても意味が分からないケースがあります。
- 使いやすいフレーズ: "Do you mean ...?" / "Could you rephrase that?"
- 注意点: 確認した後は、しっかり理由と具体例を入れて答える
- 立て直し: "I think there are two sides to this. On one hand, ..." で構成を作る
Part 3は聞き返しや確認が最も自然に使えるパートです。抽象的な質問に対して「Do you mean ...?」で確認する行為は、むしろコミュニケーション力として好印象を与えることもあります。
Part別の質問感覚はPart 1の練習問題記事、Part 2の練習問題記事、Part 3の練習問題記事で確認できます。
やってはいけない失敗7つ
質問が分からない時に避けたい失敗パターンを7つ整理します。どれも知っていれば防げるものばかりです。
1. 何度も聞き返す
1つの質問に対して3回以上聞き返すと、コミュニケーションが成立しにくくなります。聞き返しは原則1回、多くても2回までが目安です。
2. 質問を推測だけで答える
聞き取れなかった質問を推測で答えると、的外れな回答になるリスクがあります。推測で答えるより、確認してから答える方がずっと安全です。
3. 黙り込む
沈黙が5秒以上続くと、fluencyの評価に影響しやすくなります。何も浮かばなくても、つなぎフレーズで間を埋める習慣をつけましょう。
4. 長い前置きをする
"I'm sorry, I'm really nervous and I couldn't hear the question clearly because ..." のような長い言い訳は不要です。"Sorry, could you repeat that?" の一言で十分です。
5. 焦って関係ない話を始める
質問が分からないまま、とにかく何か話そうとして関係ない話題に逸れるパターンです。確認してから答える方が、短時間で済みます。
6. 毎回同じつなぎ表現に頼る
"Well..." だけを毎回使うと、パターンが単調になります。2〜3種類のつなぎ表現をローテーションで使えると自然です。
7. 確認した後に答えへ戻れない
聞き返しは上手くできたのに、その後の回答がまとまらないパターンです。確認後は「意見→理由→具体例」の型に沿って、すぐ答えに入る練習をしておきましょう。
聞き返しは使ってよい表現ですが、何度も繰り返すと会話が不自然になります。1回の確認で理解し、その後はすぐ答えに入る流れを練習しておくことが大切です。
苦手の整理はTOEFLスピーキングの難しさを解説した記事が参考になります。スコアの仕組みはIELTSスピーキングのスコア記事も役立ちます。
本番前に覚えておきたい最小フレーズセット

本番前にすべてのフレーズを覚える必要はありません。以下の5つだけ覚えておけば、ほとんどの場面に対応できます。
最低限の5フレーズ
| 番号 | フレーズ | 用途 |
|---|---|---|
| 1 | Could you repeat that, please? | 聞き返し |
| 2 | Sorry, I didn't catch that. | 聞き返し(カジュアル) |
| 3 | Do you mean ...? | 意味の確認 |
| 4 | Well, let me think about that. | 考える時間を作る |
| 5 | I would say ... | 回答の導入 |
覚え方のコツ
- 5つのフレーズを紙に書いて、声に出して3回ずつ読む
- 模擬練習の中で実際に使ってみる
- 本番前日に1回だけ見返す
この5つが口から自然に出る状態になっていれば、本番で質問が分からなくても落ち着いて対処できます。
フレーズは「知っている」と「口から出る」は別物です。本番前に、実際に声に出して練習しておくことが大切です。読むだけではなく、模擬練習の中で使ってみると、本番でも自然に出やすくなります。
教材の選び方はIELTSスピーキングの教材記事が参考になります。テンプレートの型はTOEFLスピーキングのテンプレート記事も役立ちます。
まとめ
IELTSスピーキングで質問がわからない時は、黙り込むより、短く自然に確認してから答える方が安全です。
今回のポイントをまとめると、次の通りです。
- 聞き返すこと自体は悪くない。減点対象ではない
- 基本の聞き返し表現は短く覚えるのが使いやすい
- 意味確認には "Do you mean ...?" や "Could you rephrase ...?" が役立つ
- 沈黙しそうな時は短いつなぎフレーズで立て直せる
- Part 3は特に確認表現が必要になりやすい
- 何度も聞き返すのは避け、1回の確認で答えに入る
- 本番前に覚えるのは5フレーズで十分
最初の一歩としては、聞き返し表現を2つ、立て直しフレーズを2つだけ選んで、声に出して練習しておくのがおすすめです。
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